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ブックマーク / research.ascii.jp (6)

  • 「テレビ崩壊」はウソだと思う

    ドイツのベルリンに出かけることがあったら、「ドイツ技術博物館」(Deutsches Technikmuseum Berlin)や、IFAという家電ショーの開かれるメッセの敷地内にある「ラジオ塔」を訪れてみるといい。テレビ歴史が米国から始まったと思われている人が多いと思うが、定期的なテレビ放送を最初にやったのはヒトラーだったのだ。テレビとは何かというのを知る手がかりになるものが見つかると思う。 「いまの若い人はテレビ見ない」ということがよく言われる。アスキー総合研究所にも「若者のテレビ離れに関するデータはないか?」というお話を何度もいただいている。たしかに、アスキー総研のデータでも20代は8.8%が「テレビをまったく見ていない」と答えているし、「5分未満」という人も4.1%いる。20代の約10%は、テレビのない暮らしをしているといってよいだろう(下の図1参照)。 図1 年代別のテレビ接触時

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    wideangle 2011/12/20
  • 横ばいのmixiと急成長するFacebook

    それほど深く親しいわけでもないのに、互いに相手をからかったり、イタズラしたりしても許されるような関係のことを「冗談関係」(joking relationship)という。この言葉のネーミング自体が冗談っぽいので、「ああ、知ってる」という方も少なくないでしょう。 いちばん一般的な冗談関係は、祖父と孫がウソをついたりイタズラし合うような関係だ。いろいろな形があるが、以前のこのコラムでも触れた「クラン」(Clan)に属する者の間でも冗談関係があったりする(米国でのソーシャルメディアの平均的な友達の数が150人で、それは「クラン」に相当する人数規模だった)。 冗談関係で許されるのは、「軽い冗談から、相手の物を盗んだり相手を呪ったり、さらに猥褻(わいせつ)なあるいは侮辱的な行動をとり、言葉を浴びせるなどいろいろ」(平凡社『世界大百科事典』より抜粋)だそうだ。 どおりで、『サンシャイン牧場』で友達の畑

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    wideangle 2011/10/22
  • TVアニメ53作品と、消費のパースペクティブ

    電通は2月10日に、「メディア・コンテンツ領域の機構改革について」というリリースを出した。それによると、4月1日付けで「MCプランニング局」という部署を新設するのをはじめとして、新中期経営計画に基づく戦略的な取り組みがなされるという。 「生活者の消費スタイルが、かつてない程に流動化し、企業は絶えざる変化に直面しています。クライアントのブランド課題が、複雑化の一途を辿る中、その解決にあたり、メディア・コンテンツの重要性は一層高まっています」(※同社リリースより) これまで、テレビ、新聞、雑誌、ラジオといったマスコミ4媒体を中心として、業務推進機構やプランニング機構は別々に配置されていた。いわば、コミュニケーションの物理的なレイヤーで分けられていたわけだ。それを、MCプランニング局という新部署を設置して、メディアやコンテンツを統合的に、いわばアプリケーションレイヤーから眺めることができるように

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    wideangle 2011/10/22
  • ニコン、リコーとMacを結ぶ、強い糸

    「ミラーレス一眼」が売れている。レンズから入った光を、鏡を介してファインダーからのぞく「一眼レフ」に対して、撮像素子が捉えた絵をそのまま液晶で見る。レンズを交換していろんな視点で世の中を見られるという一眼レフの魅力は引き継いでいる。 2008年の、パナソニックの「LUMIX DMC-G1」から始まるミラーレス一眼だが、販売台数ではレンズ交換式カメラの3割を占めるまでになっている。もっとも、わたしのまわりでは、ミラーレスを買う人はもっと多い印象がある。ブランドと機能とデザインのバランスの上に立っている商品だけに、この変化、ちょっと興味深い。 同様に一眼レフの世界を大きく変えたとモノいえば、わたしにとって最も印象的なのは、まだ銀塩の時代の「EOS Kiss」である。それまで、一眼レフといえば、プロの仕事の道具かオヤジの趣味の世界に限られていた。ところが、そのテレビコマーシャルを見たとたん、わた

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    wideangle 2011/10/22
    なんでリコー!?
  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(後編)

    前編はこちら イラストコミュニケーションサイト「pixiv」を運営する「ピクシブ」は11月1日に、社名をこれまでの「クルーク」から変更した。だが、実はこのクルークという社名自体も、pixiv以前に自社開発したサービス「crooc」(クルーク)のスマッシュヒットを受けて、創業時の社名「ウェブッテネット」から変更したという経緯がある。 ミクシィ(前イー・マーキュリー)のように、自社サービスの認知度が社名のそれを追い越した場合、社名をサービス名と同一にすることは、ブランドマネージメントという点で十分メリットがある。だが、2度にわたって社名を自社サービス名に合わせた事例というのは、さすがに珍しいのではないだろうか。 パナソニックの例を出すまでもなく、社名の変更には並々ならぬ決断と投資が必要だ。設立から4年のうちに2回の社名変更、しかもサービス名に合わせて……となると、ややもすれば自社の信用にかかわ

  • 日本発の最注目サイト「pixiv」のヒミツ(前編)

    イラストやマンガでコミュニケーションするという、異色のウェブサービス「pixiv(ピクシブ)」。 現在のmixiは、主に日記を公開することで、他者とのつながりを持つ場として機能している。一方、pixivは日記の代わりにイラストを公開することで、他者とつながる点が最大の特徴だ。各ユーザーは他者のイラストにコメントやタグ、評価点を付けることによってコミュニケーションを図る。さらに、気に入ったイラストをブックマークしたり、作者をお気に入りに追加することもできる。 pixiv(ピクシブ) http://www.pixiv.net/ イラストを介したコミュニケーションサービス。会員登録したユーザーには、自作イラストをアップロードできるページが与えられる。これは、「mixi」などのSNSにおけるトップページに相当し、「マイミクシィ」や「お気に入り」に近似する機能も備えている。 サービス開始は2007年

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