《立っているのもやっとの状態で…》二階俊博・元幹事長が三男・伸康氏の投票日前日決起集会で見せた“最後の悪あがき”の姿、締めくくりに「90度のお辞儀を10秒以上」 総選挙の最大の注目選挙区となったのが「二階王国」と呼ばれた和歌山2区だった。二階俊博・元自民党幹事長が引退して後継者の三男・伸康氏が出馬し、当初は当選確実と見られていた。ところが、裏金問題の処分を受けて自民党を離党した和歌山の実力者、世耕弘成氏が参院から鞍替えして無所属で出馬すると情勢は一変。盤石に見えた伸康氏の地盤はどんどん切り崩され、大差で敗北。比例復活も果たせず落選となった。 王国の落城前日、劣勢が伝えられるなか、それまで一度も地元入りしていなかった父・俊博氏が支援者との決起集会に現われ、声を震わせながら息子への支持を訴えた。本誌は俊博氏の“最終日の姿”を捉えた。 * * * 〈投票箱のふたが閉まるまで、……〉ステージ上には