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ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (15)

  • 関西学院大学の闇 - jun-jun1965の日記

    李建志君は、私の後輩である。中央大学を出て東大比較に来た。在日である。ちょうど私が阪大へ赴任する時に修士課程を終えたのだが、私と、つくば国際大学に就職する加藤百合さんの歓送会が平川先生宅であって、その時李君が、「日文化なんてのはみんな朝鮮から来たんですよ」とべらべらしゃべっていて、みな「?」と思いつつ、黙っていたということがあった。 その後、京都ノートルダム女子大学へ赴任したが、いつもジーパンを履いていて、何だか駅前のバンドで演奏でもしているような風体で、もてないもてないと言っていた。 2005年3月、東大の大澤吉博教授が急死した葬儀の時で、帰りに延広先生と三人で事をして、李君が落語に詳しいことを知った。私はそのころ、川柳川柳が好きだったのだが、「ガーコン」といえば川柳で、しかし李君は、古今亭右朝もやる、と言った。へえと思って、しかし右朝が先にやったと聞き違えて、その頃『文學界』に連

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    wideangle 2016/05/20
  • ■ - jun-jun1965の日記

    http://www.j-cast.com/2013/12/18192103.html 石原慎太郎が、自分の原稿の掲載を拒否した『すばる』編集長の池田千春を「勇気ある女性」だと言っているが、とんでもない話である。私は2009年に小説「天皇の煙草」を同誌に持ち込んだが、街宣車が怖いからといって「天皇」を「あの方」などに改稿するよう要求されて拒否している。勇気あるどころかヘタレ編集長である。石原は怖くないが右翼は怖いらしい。

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    wideangle 2013/12/23
  • 文学理論 - jun-jun1965の日記

    呉智英さんの『吉隆明という共同幻想』を読んでいて、『言語にとって美とはなにか』が『言語美』と略されることを初めて知った。かつて蓮實先生が、一冊の書物であることの必然性が疑わしかった、と言ったが、私も同感ながら、今ではもちろん、全然存在価値を認めていない。 さて呉さんは、これが、プロレタリア文学理論に抵抗して、それとは違う文学理論を打ち立てようとしたものだと縷々解説しているのだが、読んでいる最中に頭がぼうっとなって、というのは、まあたとえて言えば宗教団体の中における、外部の人間にはまったくどうでもいい路線対立の内容を解説されているような気がしたからである。 いったい、「文学理論」というものは、大別して二種類ある。これまで、ないしこれから小説や詩の実作を世に出すぞ、というある傾向を持った人々が、その理論的支柱として出すもので、これは演劇にもある。唐十郎の『特権的肉体論』とか、平田オリザの『都

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    wideangle 2012/12/18
  • 丸谷才一死去 - jun-jun1965の日記

    私が大学院へ入つた時に行われた八王子セミナーハウスでの合宿には、芳賀先生の縁で大岡信が講演に来ていたのだが、丸谷才一らと連句をした時に丸谷が「モンローの伝記下訳五萬円」とやったたのでみな呆れたが、大岡がそのあとへ「どさりと落ちる軒の残雪」とつけた、と言うので、みなおおーと感心したのだが、これはどのに載っているのか、確認を忘れていた。 しかし、もし丸谷がモンローってもちろんノーマ・ジーンであろうが、その伝記の下訳をしたのか、というに、モンローが死んで伝記が出るころは丸谷はもう45を超している。 可能性があるのはノーマン・メイラーの『マリリン : その実像と死』(中井勲訳 継書房: 高等教育研究会 (発売), 1973)なのだが、この中井勲という人、1917年生まれだから確かに丸谷より年上なのだが、何者だか全然今のところ分からない。現物を見るとプロファイルあるのだろうか。 (付記:中井は、愛

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    wideangle 2012/10/17
  • 2012-02-23

    のウィキペディアというのは、海外のそれと違って責任主体がはっきりしない。いわば無法地帯だ。誰がやっているか分からない。しかし今回やっと、実態のある者にめぐりあった。東京経済大教授の山田晴通というやつだ。しかもこいつ、東大博士課程中退だが、単著もない。ウィキペディアに立項する特筆性などないのに、まあ麗々しく、ウィキメディア財団での写真まで掲げて立項されているよ。著書などとして載っているのは論文集に寄稿しただけの、共著とは言えないもの。 http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC/%E9%98%BF%E9%83%A8%E6%AD%A3%E8%B7%AF ウィキペディアで「著作権に問題あり」といちゃもんつけるやつ、いっぺん正体を知りたかったのだよね。基的に、記者が書いた報道記事は、創

    2012-02-23
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    wideangle 2012/02/23
  • 自称気違い - jun-jun1965の日記

    あれは2009年3月27日のことである。ミクシィのコミュ「禁煙ファシズムと戦う」で、初めての会合というのを、神保町の「人魚の嘆き」でやったのである。店にいた松彩子さんが場所について示唆してくれたからである。 夕方からで、私を含めて七人くらいが集まったが、中に「レタス」とか名乗る、当時五十くらいのおっさんがいた。この人は「変名の名刺」をくれたのだが、言うことが変で、自分は躁病で、ほどなく失明すると言い、「私は気違いのメクラです」とか言うのである。何でも大阪から来たとかで、高校は筒井康隆の後輩だと言って、やたらと筒井を崇拝しているようであった。 ほかの人たちはまともだったのだが、この人だけは変で、「支那」がどうとか、いわゆる「右翼的」なことを口にするので、そのたびにほかの人が微かに退いていた。私は一か月くらいたってから、あれは「禁煙ファシズムと戦う」ということで集まったものなので、政治的に

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    wideangle 2012/01/16
  • つまらん奴に脅されないために - jun-jun1965の日記

    こないだとりあげたノイエホイエとかいう匿名野郎、想像以上のヤクザもんだった。何かどこぞの若者が、血気にはやってノイエに会い、凄まれて逃げ出し、ツイッターでさんざん謝罪。その後また悔しくなったのかあれこれと難癖をつけた。これはまあこの若者が愚かである。 ところがここからノイエのひどい復讐が始まり、弁護士と相談して麻布警察署へ行った、と言い出し、24時間以内に謝罪しないと、告訴状か被害届を出すと言い出した。ビビった若者は、謝罪した。しかるにノイエは、そんなものは謝罪になっていない、事実無根のことを言ったのだから、『SPA!』での鼎談の相手である鈴木邦男、針谷大輔両氏にも謝罪し、ツイートを削除しろ、8時間以内に実行しないと被害届を出す、と言い出した。こうなると脅しである。だいたいどこが事実無根なのか分からない。ところがノイエ、この「謝罪」からあとは「告訴」の二文字をなぜか使わず、一貫して「被害届

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    wideangle 2011/10/02
  • 会社の名前が長くなる - jun-jun1965の日記

    一時期、銀行の合併で、太陽神戸三井銀行とか、長い名前の銀行ができた。だいたい整理されたが、三菱東京UFJだけは長いまんま。こういうのは統合で長くなった例だが、近ごろは子会社を作ったり改名したりして長くなる出版社が多くて、何か不快感がある。角川学芸出版とか角川ホールディンググループとか、冨山房インターナショナルとか集英社インターナショナルとか、南雲堂フェニックスとか、PHPエディターズ・グループとか、改称したのや元の会社があるのとか、いろいろだが、これは、文献として書く時に面倒である。大学の場合、四天王寺国際仏教大学が四天王寺大学になるとか、覚えやすいように短くする傾向があるのだが、この、出版社がやたらと長く、かつ片仮名をくっつけるのは何か亡国的でもある。福武書店がベネッセコーポレーションにしたのがそのはしりではあるまいか。なんで「右翼」とか「保守派」の人たちは「エディターズグループとは何ご

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    wideangle 2010/11/04
  • 私は東浩紀に負けた - jun-jun1965の日記

    はい、東さん、三島由紀夫賞受賞だそうで、おめでとうございます。あれは面白い小説でした。 「任期付き」といっても人気があるようなので更新されるのでしょう。30代で早大教授。なに、東大でなくてもいいではありませんか。 何も一回りも年下の人相手に勝ったの負けたのやらなくてもいいようなものですが、私なんぞ小説を書いても芥川賞も三島賞も候補にすらならないし、もう教授になる見込みなんかないんだから、もうこれは負けた、でしょう。 いくらデリダやポストモダンが学問的詐欺でも、東が留学もしたことがなくても、人気のある者が勝ちなのであります。まあ東さんは東大学術博士(しかも私と同じ超域文化科学)だから文句ありませんが、もう今や、漫画やアニメ評論をやっていれば、大学院なんか行ってなくても大学教授になれるご時世です。何? 大学にこだわるお前は権威主義だ? 冗談言っちゃいけません。給料がもらえるほうがいいに決まって

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    wideangle 2010/05/19
  • 大河ドラマに革命が起きた - jun-jun1965の日記

    うーんまた坂龍馬かよと思っていたら驚いた。『坂の上の雲』もそうだったが、NHKに何が起きたのか。この20年「江戸ブーム」で、それ以前の、厳しい身分制社会、貧農史観は過剰に見直されてしまって、インテリでさえ「お江戸でござる」的にみんな明るく楽しく生きていたみたいな江戸幻想を抱いている人がおり、大河ドラマもその例に漏れず、お姫さまが下級武士デートしたり、家臣のが信長の前へしゃしゃり出たりとえらいことになっていたが、ガラリ変わって、下級武士の貧しく汚い生活をきちんと再現しているではないか。これだこれだ、これが当の徳川時代だ、俺が言いたかったのはこれなんだ、これで「江戸幻想」も吹き飛ぶぜと随喜したぜよ。 上士が下士を切り捨て御免でお咎めなしなんて、ありえないと思うが、シナリオは手だれだ。あるいは、たいてい大河ドラマに出てくる女はみなきれいきれいなお化粧をしていたのが、あの寺島しのぶの砥粉で

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    wideangle 2010/01/11
  • 博士号をとろうとしている人文系院生に告ぐ - jun-jun1965の日記

    (活字化のため削除) (追記:言語学や心理学は理系だから博士号はあったほうがよい) (小谷野敦) (追記:不断見ていないブックマークを見たら、 「Britty 研究 うーん場合によりけりですよね。どこに就職するかにもよるし。旧帝大はいちおう教授はみんな博士号もっている状態ではないかなあ。。」というのがあったが、持ってない人が東大でもたくさんいることは前に示した通りである。

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  • 小説モデル問題 - jun-jun1965の日記

    小林拓矢くんが、小説を書きたいと言っているが、小説モデル問題で、モデルの側に立つ奴らは、「文学の名の下に」とか、「作者は名声を得るが」などと書くことがある。後者は「はあ?」としか言いようがない謬見であって、なに、小説を書いたら必ず名声を得るの? である。こういう連中は、モデル問題のために闇に葬られる小説とか、あるいは刊行されても別に名声など得ない小説とかがたくさんあるであろうという想像力が欠如しているのである。 (活字化のため削除) (小谷野敦)

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  • 甘えるな「一般人」 - jun-jun1965の日記

    個人情報保護法成立前にはあんなに反対していた左翼の人たちは、なぜこの法がもたらしている害についてもっと騒がないのだろう。(それとも騒いでいるが目立たないだけか?) 実に不思議なのは、大学院生の実名などが平気で大学のサイトで見られることで、あれはいいのか。その一方、アマゾンにレビューを書いて、ウィッシュリストから名前が分かって、罵倒されたからといって、私が非常勤講師をしている東大にメールで抗議してくるやつがいる。『タバコ有害論に異議あり!』にへんてこレビューを書いたUである。こいつ、ウィッシュリストから分かったことくらい分かっているだろうに、私がわざわざ実名を調べた、悪質だと言い、個人情報がどうこう言っているが、個人情報取り扱い業者でもない私には、新聞の投書欄に出ていた名前をあげて批判するのと同程度のことでしかない。文句を言うなら、「ウィッシュリストを作成すると実名が表示されます」とでかい注

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    wideangle 2008/03/13
  • 相変わらず変な佐藤優・中原昌也の謎 猫を償うに猫をもってせよ

    『インパクション』という雑誌には恨みがあるが、 http://gskim.blog102.fc2.com/ 佐藤優(現象)批判を載せたから少し見直したが、この人、佐藤の天皇崇拝ぶりについてはどうでもいいみたいだ。(『インパクション』はその後日和った。やっぱりダメなバカ左翼雑誌か) と思っていたらこんなことになっている。 http://watashinim.exblog.jp/7176381/ あのね佐藤さん、私はブログでも『ランティエ』でもあなたをばんばん批判しているの。なんか言いなさいよ。腰の弱い相手(編集者とか)だと突っかかり、そうでないと黙殺を決め込む態度、もうやめませんか。 - それはまあどうでもいいので、実は中原昌也が分からなくて悩んでいる。というのは、以前ここで、中原昌也の小説を貶した。中原にはファンが多いらしいので、お前は小説が分かっていない、の類の轟々たる非難を予期したのだ

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    wideangle 2008/03/11
  • 神戸学院大学の謎・その他 - jun-jun1965の日記

    金益見『ラブホテル進化論』(文春新書)購入。「現役女子大学院生による」とある帯に美人写真。久しぶりの女子院生による新書である。女子院生修論新書でいちばん当たったのは佐伯さんだろう。あとは戸矢理衣奈も渋谷知美もぼちぼち。ただこれらがみな東大院生だったのに対し、今度は神戸学院大学という変り種。最近、荻上チキとか若い学者モノは多いが女子は『合コンの社会学』の共著者北村文がいるくらいで、美人らしいがそれでは売らなかった。 しかし『ラブホテル進化論』の読みどころが、文ではなくて前書きとあとがきであることは、まあ異論のないところでしょう。学生時分から井上章一さんに会いに行き、京都のホテルのロビーで待ち合わせ、「上に部屋を取ってあるから」なんて言われたらどうしようと不安を感じていたら(そんな危ないこと井上さんはしません)井上さんはロマンスグレーの優しい物腰のおじさん・・・って、最近会ってないが、ロマン

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    wideangle 2008/03/11
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