Doctor Who is back, louder and more chaotic than before
取材をするときにワタシはボールペンを手にするものの、ノートは広げたままだ。 「ぜんぜんノートをとらないんですね?」 取材相手や編集者から、不思議がられることがある。たまに、ふにゃふにゃとメモすることはあるが、インタビューとは関係のない相手のしぐさ、よく頬杖をつくけど右の手でつく比率はどれぐらいだとか、タバコの吸殻の折れ曲がりかげんだとか、およそ話のながれからしたらどうでもいいことを小さい字で書きとめていることが多い。 よくこんなので仕事しているな、と自慢していいくらい記憶力は最悪だ。だから会う前にノートは、予習の質問やメモの類で、スキマなく埋まっている。 ノートをとらないのではない。のろくてとれないのが、しいていえばとらない理由である。インタビュー中は録音機を使い、あとでテープ起こしをしているというと、きまって言われる。 「それって、手間でしょう」 「そうね、語尾にいたるまでベタで文字に起
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