FDDやクリスタル・レッドといった、比較的大規模なプロジェクトでも適用可能と言われているアジャイル・プロセスがある。平鍋さんあたりは、100人規模のプロジェクトをFDDでやったことがあるそうな。 確かに、無理して頑張れば、どんなに大きなプロジェクトであっても、アジャイル・プロセスで回していくことは可能だろう。しかし、ドキュメントよりコミュニケーションというアジャイルの特性が、むしろオーバーヘッドになってしまうクロスポイントがあるはずだ。 FDDでチーフプログラマが4人のプログラマを率いて、計5人でチームを組むとする。100人プロジェクトではチームの頭をはれる優秀なプログラマが20人必要だということだ。それだけ調達できるデベロッパがどれだけ存在するだろうか。 それでは、優秀なプログラマが集められるならば、アジャイル・プロジェクトは青天井に大きくできるだろうか。そんなはずはない。チーフプログラ