戦争で負傷したり病気になったりした元兵士らでつくる財団法人日本傷痍(しょうい)軍人会の解散式が3日、東京都渋谷区の明治神宮会館であった。高齢化で会員が減り組織運営が困難になったため、来月、正式に解散する。 解散式に先立って開かれた創立60周年の記念式典には天皇、皇后両陛下、会員である元軍人、軍属やその家族ら約1千人が参加した。天皇陛下は「戦傷病者とその家族が歩んできた歴史が忘れられることなく、皆さんの平和を願う思いとともに語り継がれていくよう希望してやみません」と述べた。 解散式では、傷痍軍人会の奥野義章会長(90)が「幾多の困難を乗りこえてきた傷痍軍人会が末永く語り継がれることと固く信じます」とあいさつした。 会は1952年に発足し、会員の生活援護や福祉業務を担ってきた。最も多い時に約35万人いた会員数は今年3月末で約5千人に減り、平均年齢は92歳になっていた。傷痍軍人会とともに日
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く