この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回(評価を高める仕事術(12)部下が無責任な上司を変える秘訣)までは、「無責任、逃げ腰体質」というネガティブ特性について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 本質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 今回から五つ目のネガティブ特性である「本質が語れない、理解が浅い」について説明する。 「表面的なこと」ばかりを見て語る そもそも「本質」とは何だろうか。本来は哲学上の抽象概念を表すもので、ビジネスの世界では様