銀行員の決算書の見方シリーズの第三弾です。 今回は、貸借対照表の具体的な数字の読み方を解説していきます。 初めての方はこちらを先にご覧ください。 第二弾 貸借対照表は、どこが、どのくらい変わったのか、その比率を見る書類 前回は貸借対照表について色分けを用いて簡単に説明しましたが、今回はもう少し踏み込みたいと思います。 貸借対照表は前回決算期、前々回の決算期と比較してこそ意味のある書類です。可能であれば、決算書を受領しに行く前に、前期の決算書の控えが銀行にあるのであれば、主要な科目だけでも頭に入れてから行くようにしましょう。そうすれば、初見でちょっとした違和感に気づくことができるはずです。慣れてきて、違和感にすぐ気づくことができるようになればもう立派な融資担当者になれるはずです。 それでは、4つの色分けした数字の中身を詳しく見ていきます。 流動資産のポイント (数字は適当です。すみません。)