毎日公開するこの連載では、日本のパソコン業界黎明期に活躍したさまざまなヒーローを取り上げて紹介します。普段は触れる機会の少ない日本のIT業界の歴史を知り、より誇りを持って仕事に取り組むきっかけとなればと思います。 なお、この連載は『パソコン創世記』の著者である富田倫生氏の許可を得て公開しています。「青空文庫」版のテキストファイル(2003年1月16日最終更新)が底本です。
日蓮というと、創価学会や日蓮正宗や顕正会などの大本となった仏教者で、もちろん日蓮宗の大本でもあるわけですが、創価学会や顕正会は知っていても、日蓮自体はよく知らない人も多いと思います。「良く分からんが立派な人だったんだろうな」と思ってる人も多いでしょうが、まあ立派かどうかは個人の価値観なのでさておき、かなりエキセントリックな人物であったことは間違いありません。僕は個人的にはギャングスタラッパーのような感じで理解しています。こういうこと書くと日蓮信者とヒップホッパーを同時に敵に回しそうな気もしますが、まあ気にせず、ラッパーとしての日蓮像を紹介したいと思います。 マジでリアルな修行時代 ・まず、日蓮の生まれですが、彼自身は「賤民の子」であると自称しました。生まれの貧しさや裏街道を歩いてきたと主張するのはギャングスタラッパーの基本ですね。ちなみに、日蓮は漁師の子だとか、さる高貴な血筋の方だとか色々
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昨日の放課後、「明日には教材をお渡しします」と言ってしまいました。マジでできるかできないか、自信はないのですが、こうやって自分にプレッシャーをかけることで小人さんが発動してくれるかもしれないという、一縷の望みをかけるわけです。 で、今日も通勤途中いろいろ考えながらバイクを走らせ、1時間目の授業中も半分はそっちの方を考え…。 まずは困ったのが、生徒たちからの最も多い質問「なぜ部落ができたのか?」 いや、これ、マジで説明に時間がかかります。でも、これをコンパクトにまとめなくちゃなりません。困った…。それでも約2時間、なんとかできあがった、超コンパクト版の部落史プリント。 (1)平安時代(800年頃〜1200年頃) 「死」「病気」「火事」「犯罪」「天変地異」など、「秩序の乱れ」を「ケガレ」とする考え方がありました。そして、このような秩序の乱れた状態を回復することを「キヨメ」と呼んでいました。 こ
いわゆる「網野史観」というのがある。2004年に亡くなった歴史学者網野善彦氏らが提唱した、権力者よりむしろ民衆に注目する歴史のとらえ方、とでもいえばいいだろうか。歴史学者の間ではいろいろな見方があるらしいが、現存するさまざまな資料と整合的なところがたくさんあるし、少なくとも素人である私の目から見れば、「えらい人々」の歴史よりよほど面白く説得力がある。 この本は、網野史観にも似た「民衆からの視点」をもって戦国時代を見たもの、といえる。戦国時代というと、私たち素人はつい、合従連衡とか下克上とか、天下統一へ向けた武将たちのドラマとかロマンとかみたいなものばかり思い浮かべてしまう。その「陰」で民衆は泣いていたのでは、なんて想像する人も多いだろう。戦乱の世にあって、家族との平和な日々を夢見ながらも横暴で権勢欲旺盛な君主に駆り出され泣く泣く戦場へ、なんて今ふうに考えてしまいがちだが、とんでもない。そん
日本帰還のために集結した港ナホトカでは、ソ連側の厳しい検査を予想したものの、あにはからんや、ソ連側からは何の検査も取り調べもなく、日本人仲間の管理に任されていたようであった。最後の検査の時でも日本人による服装検査で、それも惨めな服装で日本へ帰ると、反ソ宣伝の材料になるとて、醜い服装は新品とはいかないまでも、こざっぱりとした服装に交換するのが目的であった。この時、私のほころびていた記念すべき上着は、取替えとなった。 いよいよ噂されていた通りの日に、乗船に向かって出発である。私達は踊る心を押し殺し、粛々と隊伍を組んで港に向かう。途中、右向こうに日本兵によって建設中のレンガ造りのビルのような3、4階建ての建物が見える。仲間の話によると、ここ沿海州はほとんど地震が無いので、レンガ造りでも結構耐えられるとの事。そこには重いレンガを背負って、高い足場を上っている日本兵の姿が、遠くからちょうど蟻が物を運
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