北朝鮮は、韓国が11年ぶりに再開した北朝鮮に対する非難放送を22日夕方までにやめなければ「軍事的行動を開始する」と通告するとともに、前線部隊の攻撃準備が完了したとしています。これに対して、韓国軍は、非難放送に使っているスピーカーを狙った攻撃など、新たな軍事挑発への警戒を強めています。 北朝鮮の国営メディアは、「万端の準備態勢を整えた軍人たちは、報復の炎を浴びせる一念で攻撃命令を待っている」として、北朝鮮軍の前線部隊の攻撃準備が完了したと伝えています。 これに対し、韓国のハン・ミング(韓民求)国防相は、21日夜、国民向けの談話を発表し、「北の挑発には断固として対応する。わが軍は固い意志で国民の生命と財産を守るためあらゆる努力をする」と述べ、平静を呼びかけました。 一方、北朝鮮が言及している「軍事的行動」について、ペク・スンジュ(白承周)国防次官は「11か所あるスピーカーに対し、攻撃を行う可能