マツダは27日、小型SUV『CX-5』の国内受注台数が発売からおよそ2か月で年間販売計画を2000台上回ったことを明らかにした。マツダの山内孝社長は「全く新しいディーゼルマーケットができつつあると思う」と述べた。 マツダによると2月16日に発売したCX-5の累計受注台数は4月26日時点で約1万6000台で、このうちクリーンディーゼルエンジン搭載車は約80%に達しているという。当初の年間販売計画は1万2000台で、またディーゼル車の比率も50%を目標にしていた。 山内社長は「日本はCX-5を出す前までは(乗用車の)年間のディーゼル車販売台数が全銘柄合わせて1万台弱。今マツダだけで(発売から)2か月だけで1万6000台のうちの8割がディーゼル。全く新しいディーゼルマーケットができつつあると思う」と述べた。 CX-5は日本だけでなく欧州や米国でも想定を上回る受注を得ているという。このため年間16
ガソリン価格の上昇を受けて、ディーゼル車の人気が高まっている米国。2012年第1四半期(1〜3月)、米国のディーゼル車の新車販売台数は、前年同期比35%増と大きく伸びたことが分かった。 これは米国の非営利団体、ディーゼルテクノロジーフォーラムが明らかにしたもの。同団体の調べによると、米国における2012年第1四半期のディーゼル車の新車販売台数(乗用車とSUVやミニバンなどのライトトラック)は、前年同期比35%増を記録したという。 月別で見ると、ディーゼル車の販売の伸びは、2012年1月が前年同月比21.2%増。これが2月には、42.9%増と急増。3月も39.6%増と、高い伸びを維持している。 同団体は、ディーゼル車の販売が伸びている要因として、「ガソリン価格の上昇により、燃費性能と排出ガス性能に優れるクリーンディーゼルの良さが消費者に見直された」と分析する。 また米国では、ディーゼル車の選
ホンダは、欧州専用モデルである新型『シビック』(5ドア)のディーゼルエンジン搭載モデルのCO2排出量が95g/kmを達成、クラストップの低燃費性能となると発表した。 新型シビックは、新型1.6リットル「i-DTEC」ディーゼルエンジンを搭載した欧州専用モデルを2012年中に生産開始する予定だ。このモデルのCO2排出量は、95g/kmとクラストップの燃費性能を達成する見込み。 ホンダの常務執行役員で英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッドの西前学社長は「年内にはEARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)の欧州第1弾である新型1.6リットルi-DTECディーゼルエンジンを新型シビックに搭載する予定で、今後も欧州市場へ魅力ある商品を投入していく」と述べた。 《レスポンス編集部》
BMWジャパンは、新型『3シリーズ』の発表を都内で行なった。会見に出席したローランド・クルーガー社長は、日本国内でのディーゼルエンジンの投入について「欧州で投入しているエンジンを日本向けに最適化し、2012年、13年と戦略的に展開していく」と述べた。 日本市場でのディーゼルエンジンの普及については「思ったより早いペースで成長している」との考えを示した。そのうえで「欧州ではディーゼルが受け入れられている。それを日本向けに最適化して2012、13年、投入していく」と積極展開する方針を明らかにした。 また、日本国内では2011年、『MINI』シリーズの販売が10年の1万1338台から11年は1万4350台と26.6%拡大したことを受けて、MINIディーラーを2011年の110店舗から2012年には115店舗に増やす計画。一方で、BMWディーラーの展開については「店舗数は大きく増やさない。リニュー
マツダは26日、同社宇品工場で、新世代スーパークリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」を搭載した『CX-5』(海外仕様車)の生産を開始したと発表した。 CX-5は、パワートレイン、ボディ、足回りのすべてにSKYACTIV技術を展開し、新デザインテーマ「魂動(こどう)」も反映した新世代商品群の第1弾。今春より、日本や欧州などで発売が予定されている。 「SKYACTIV-D 2.2」は、世界で初めて尿素SCRやリーンNOxトラップ触媒などの高価なNOx後処理装置を使用せずに、日本のポスト新長期規制や欧州のEuro6などの排出ガス規制に適合できるスーパークリーンディーゼルエンジン。 同エンジンは、燃料噴射や排気バルブの開閉方法の工夫などにより、冷間時の始動性や安定性といった低圧縮比型エンジンの問題点を解決し、自動車用量産ディーゼルエンジンとして世界一低い圧縮比(14.0)を実現
燃費の良さや排出ガス性能の高さから、米国で急速に人気が拡大しているクリーンディーゼル。マツダが米国市場へ、クリーンディーゼル搭載車を投入する可能性が出てきた。 これは16日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアのインタビューに対して、マツダノースアメリカのジム・オサリバンCEOは、「マツダの顧客は他社との違いを求めている。ディーゼルの設定は理にかなうもの」と話したというのだ。 マツダが米国へディーゼルを投入するのは、ハイブリッドへの対抗が狙い。オサリバンCEOによれば、同社の最新テクノロジー、「SKYACTIV」を採用したクリーンディーゼル搭載車を2014年、米国市場で発売する方針だという。 なおオサリバンCEOは、マツダのどの車種にディーゼルを搭載するかは明言していない。同メディアは、「新型クロスオーバーの『CX-5』が有力」とレポートしている。 《森脇稔》
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、世界で最も厳しい排ガス基準である日本のポスト新長期規制に適合するクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載した『X5 xDrive35dブルーパフォーマンス』の注文受付を1月18日から開始すると発表した。納車は2012年2月末からの予定。 BMWグループは、日本市場での環境戦略としてハイブリッド・システムを搭載するBMWアクティブハイブリッドモデルとともに、ポスト新長期規制をクリアするクリーン・ディーゼル・エンジンを搭載したBMWブルーパフォーマンスモデルの順次投入を予告しているが、X5がこの第一弾となる。 新型車に搭載される3リットル直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンは、最高出力が245ps。最大トルクはV8ガソリンエンジンに匹敵する55.1kgmを発揮する。燃料消費率(JC08モード)は、11.0km/リットルを達成し、同じ
【業界展望2012】ディーゼル車の国内市場復権へ3度目の正直なるか。燃費性能が高い改良型エンジン車「第3のエコカー」人気の火付け役を担ったマツダが、来年2月にも、次世代クリーンディーゼル車「CXー5」を発売する。環境性能はハイブリッド車(HV)と互角で、価格も競争力を確保する。過去には2008年に日産が参入も後が続かず、09年のホンダ参入計画は延期された。CXー5が市場の評価を受ければ、他社の動きも再び活発化しそうだ。 「CXー5の国内販売の半分をディーゼルにしたい」 マツダの山内孝社長は自信を持って宣言。国内市場でシェア1%に遠く及ばないディーゼル車販売に強気の姿勢を示す。 もともとディーゼル車は燃費性能では評価が高く、1980年代に国内販売台数に占めるシェアは10%を超えていた。ところが排ガス中に、窒素酸化物(NOx)やすすなどの有害な粒子状物質(PM)を出しやすい。規制が厳しく
ホンダは12月5日、ジャーナリスト向けミーティングを行い、次世代技術群を公開した。今後3年以内に、市販モデルのほぼすべてのエンジンを次世代型に切り替えるという。なかでも注目度が高かったのは、現状の2.2リットルからダウンサイジングされた1.6リットル直4ターボディーゼルだ。 現行品と同様、軽量なアルミダイキャスト製ブロックを使いながら、スケールダウン効果で重量を50kg削減。またフリクションロスをガソリンエンジン並みに減らすなど、エネルギー効率を大幅に高めたという。1号機のスペックは最高出力88kW(120ps)、最大トルク300Nm(30.6kgm)と普及グレード向けだが、将来は高出力版など複数のチューニングを用意するという。 圧縮比は16.0:1と、マツダが発表している「スカイアクティブD」の14.0:1や三菱自動車の可変圧縮ディーゼルの13.4~16.4:1と比べて新味が薄い半面、ボ
トヨタ自動車と独BMWは1日、環境分野で業務提携することで合意したと発表した。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などに活用する次世代リチウムイオン電池を共同で開発するほか、トヨタがBMWから低燃費車に搭載するディーゼルエンジンを調達する。 BMWが日本の自動車メーカーと提携するのは初めて。トヨタは今年に入って米フォード・モーターとHV技術の共同開発で提携しており、海外メーカーとの協業を活発化させている。 トヨタはBMWから調達する1600ccと2000ccのディーゼルエンジンを搭載した小型車を、2014年から欧州で販売する。 ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べ燃費性能が高く、二酸化炭素の排出量が少なくてすむ。欧州では、主要なエンジンとなっており、トヨタはBMWからの調達で、低迷する欧州販売の立て直しを図る。 【関連記事】 富士重「BRZ」初公開 世界トップレベル
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