言われた仕事をやって来ないとか、突然グループから消えてしまう人というのがいる。こういう自己中心的に見える人は、困るのはその通りなのだが、こういう行動を取る理由が本当に自己中心的で、自分のことしか考えていないからであるとは限らない。 むしろ、自己中心的に見える行動を取る人の半分は、「みんなのため、グループの利益のため」に、そういう行動を取るのだと自分は思っている。 このタイプの人は、自分がグループにとって必要のない人間であって、自分がいなくなることがグループの利益になると信じている。このタイプの人は、最初は引っ込み思案だが、一旦グループに受け入れられると、自分がグループにとって必要のある人間であると自分に思い込ませるために、普通以上に積極的にグループに関わろうとする。ところが、いざ自分が割り当てられた仕事で失敗すると、グループに対して合わせる顔がなくなる。合わせる顔がなくなるのは普通の人でも