2019年4月と2021年10月の2度のクーデターのあと軍事政権を分かち合ってきた国軍と民兵団が、2023年4月15日に決裂して戦闘を始め、スーダンは内戦に突入した。遠因は19世紀のエジプトによる征服以来の首都と地方の格差と、国として統一性を考えない統治にある。エジプト、ロシア、アラブ首 (...) →
本日の日経新聞朝刊に、「“正社員特権”は永遠か グローバル化で足場緩む」という論説が掲載されていますので読んでみたいと思います。 http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20130513&ng=DGKDZO54919930R10C13A5TCR000 能力不足でも解雇されず給料も高い。非正規社員増加の元凶だ……。正社員、特に大企業で働く中高年に風当たりが強い。 労働力流動化のため、解雇規制を緩めるべしという議論も盛んで、これに労働組合が猛反発。社会の一大勢力である正社員を敵に回せない安倍晋三首相も大幅改革には慎重だ。 (平成25年5月13日付日本経済新聞朝刊から、以下同じ) 「大企業で働く中高年風当たりが強い」という言説は池田信夫先生とか城(ry だが経済のグローバル化やコンピューターの進歩で正社員の足場が揺らぎ始めたのも事実。終身雇用や年功賃金などの
アメリカにルーツを持つ超国籍企業が世界中を席巻しているということは、改めて強調するような話でもないだろう。Apple、マクドナルド、Google、ハリウッド映画… 時代はまさに勝者総取りといった様相を呈している。しかしグローバル化の波が、製品やサービスのみならず、「心の在りよう」という不可視なフィールドにおいても猛威を振るっているとは思いもよらなかった。 アメリカで認識されて社会に広められた精神疾患は、今や世界中へと伝染病のように広がっている。たとえば過去20年間で、特定の地域にしか見られなかった摂食障害がエリアを急速に広げ、PTSDは戦争や自然災害に遭遇した人の苦痛に関する共通語となり、さらにアメリカ型のうつは世界中で増加の一途を辿ってきた。 時間や空間の制約から解き放たれて、グローバル化が加速する。その余波は、心の病という領域にも及んでいたのだ。そして一番の問題は、ただ広まったというこ
社会運動論研究会のホームページです。1985年の関東社会学会シンポジウムをきっかけとして設立されました。これまで、『社会運動論の統合をめざして』『社会運動の現代的位相』『社会運動研究の新動向』『社会運動という公共空間』『社会運動の社会学』を刊行してきました。 現在の運営委員は、稲葉奈々子、清家久美、樋口直人で、1年に4回程度の研究会を開催しています。 研究会にご関心のある方、掲載情報をお送りいただける方は、ご連絡ください。 明戸輶浩,2013,「欧米のヘイトスピーチから日本の進む先を考える」『Journalism』282号. 有田芳生,2013,『ヘイトスピーチとたたかう!――日本版排外主義批判』岩波書店. 江頭節子,2012,「『在特会』メンバー等による挑戦学校の授業妨害訴訟」『国際人権』23号. 藤村修,2011,「『大きな物語の終焉』――『大義』はどこへゆく?」『デルクイ』1号. 藤
外国人たちの結論「英語を学ぶときに知っておくべき最初のルールはこれ!」 グローバル化が叫ばれるこの時代、英語を習得しようと多くの人が取り組んでいますが、思うようなレベルに達するのは難しいものです。 そうした悩みを持つのは日本人だけではなく、他国の人たちも同様のようです。 外国人によって、「英語を学ぶときに知っておくべき最初のルールはこれだ!」と結論付けられていたものをご紹介します。 「英語を学ぶときの最初のルール」 「ルールなんてものはない」 言いえて妙と言いますか、確かに英語の規則はあってないような感じですね。 英語を母国語とするネイティブ・スピーカーたちでさえ賛同する人が多く、海外掲示板には「英語ってやつは……」と嘆くコメントが噴出していました。 ●英語のつづりのルールで、「c」の後ろ以外に「ei」が来ることは珍しく、また「cie」というつづりも珍しい。だけど例外は165個もあるんだ。
熱暑の東京・九段坂を上れば、ことしも蝉時雨(せみしぐれ)が靖国の杜から降ってくる。国のために殉じた人々の御霊(みたま)を祭る靖国神社なのに、静かに参拝させてくれそうにない。安倍晋三首相が閣僚の靖国参拝を「心の問題」と容認したことを受け、メディアが境内で待ち受ける。ばかげたことに、彼らが「中国と韓国が非難へ」と先回りするのだ。 しかし、米国ジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は、『月刊正論』の誌上対談のさい、日本の政治指導者が「自国の戦死者の御霊を慰めることは、外交とはなんの関係もない」と、むしろ参拝を推奨した。 米国の歴代大統領は、南北戦争で敗れた南軍兵士が眠る国立アーリントン墓地で献花する。教授によれば、南軍は奴隷制度を守るために戦った軍隊であり、中韓なみの解釈ならアーリントン墓地に参る大統領は奴隷制を正当化したことになる。だが、そんな考えの米国人はいない。 「死者の尊厳を守るという精
パートや派遣社員など非正規労働者の数が過去最多を更新した。安倍晋三首相は自らの経済政策で「順調に景気は上がっている」と強調し、その象徴として雇用の増加を挙げるが、実態は非正規労働者の急増に支えられ、逆に、正社員などの正規雇用は減っている。しかも、安倍政権は正社員をさらに減らすことにつながる政策を実行しようとしている。 (我那覇圭、関口克己) 総務省が十三日に公表した労働力調査によると、今年四~六月期平均の非正規労働者数は一年前より百六万人増の千八百八十一万人で、統計を取り始めた二〇〇二年以降、最多となった。雇用者総数が一年前より五十三万人増えたのに対し、正規雇用は五十三万人減った。確かに雇用全体の「数」は増加したが「質」は悪化した。 政府は六月に決めた成長戦略で、産業競争力の強化策の柱に雇用制度改革を掲げた。具体的な施策の一つが勤務地や職務を限定した「限定正社員」の導入だ。福利厚生は一般の
靖国神社は「雨の九段坂」みたいに年老いたおっ母さんが息子に会いに来る場所でしょう。あそこに行けば、倅に会える。あるいは、一度も見たことのない父に会える。だから、日本人は靖国神社を大事な場所だと思っている。 そこに、妙ちくりんな政治的主張で参拝するのはおかしな話ではないのかね。「国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前」とは、妙に抽象的な理由にみえるんだよねえ。わざわざそう言って、静謐にすべき場所でありながら、知っていて喧騒を起こすのはどんなものかね。 戦死者を政治利用している風も見える。「戦争で死んだ人を忘れない」でいいはずが「祖国のために進んで命を捨てた人に感謝する」というのは、一種の政治利用ではないのかね。中の人からすれば、「人の名前を使うのは止めてくれ」だろうよ。だいたい、靖国社に入っている人は、徴兵ほかで引っ張られた人が多い。神様の数でみれば、人の嫌がる軍隊に引
ロバート・スキデルスキーが激おこプンプン丸である。 労働党が保守党・自由民主党の連合政権をうまく攻撃出来ていないからだ。労働党の影の厚生大臣であるアンディ・バーナムは国民健康サービス (National Health Service) を争点にしたい構えだが、スキデルスキーは「そこじゃないだろ!」と。 The Prime Minister and Chancellor are keen to persuade us that austerity has been worth it. Unemployment has fallen for a second quarter running; there are the first signs of growth for two years. By concentrating on the elements of unfairness in t
Orcam Financial Group, LLCのコリン・ロシュがポール・クルーグマンのIt’s back論文(邦訳)に噛み付いた。よくある「モデルは実務を正しく反映していない!」批判だ。 量的緩和が高インフレをもたらすという論者(例えばアラン・メルツァー)が多いわけだが、それに対してクルーグマンはいつも自らの論文を使って反論している。 これに対してロシュはクルーグマンのモデルが想定している仕組みをこう批判する。 For the millionth time, that’s just not how banks work. Banks don’t lend their reserves out so expanding the monetary base was NEVER going to result in consumers getting “the money for dep
「現代日本社会における共同体主義的バイオエシックスの可能性と限界──コミュニタリアニズムはプリンシプリズムを超えられるか」 現代日本社会における共同体主義的バイオエシックスの可能性と限界 ─コミュニタリアニズムはプリンシプリズムを超えられるか─ 日本生命倫理学会第10回年次大会発表原稿 空閑 厚樹・前川 健一(くが あつき・まえがわ けんいち) 本発表では、標題の通り共同体主義的バイオエシックスなる ものが現代日本のバイオエシックスに対してどのような貢献を なしうるのかについて論じます。結論を先に述べれば、現代の 日本で論じられているような共同体主義的バイオエシックスは 既存の医療習慣を無批判に擁護するだけのレトシックとなって しまっており、共同体主義本来の問題意識にすら達していない というという点です。本発表での私達の主張は、バイオエシッ クスとは既存の慣習の延長上に構築されるべきもので
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