布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。 元検察官である郷原信朗氏は、美濃加茂市長だった藤井さんが被る贈収賄事件の冤罪裁判に係わるなど、その言動も含めて、俺は人として信頼していた。 何度かお会いして話もしたし、俺のラジオ番組に出て頂いたこともある。腐れ検察に精神を穢されたままの人も多い辞め検とは違い、白は白、黒は黒と偏りない判断の出来る人だと尊敬していたが、袴田事件に対する大島隆明決定での思いを書いたブログを読んでガッカリさせられた。 静岡地裁の根拠とされた本田鑑定に付いて、大島隆明決定に全面的に賛同した上に「本田鑑定はスタッフ細胞発見と同じ性質のものだ」とまで書いている。 俺は理学も学ばれたらしい郷原氏とは違い、満足に高校にも行かない無学無知だ。DNA鑑定のことも判らない。だから本田鑑定の部分、部分に対して、あれやこれや