熱波に見舞われたブラジルのリオデジャネイロで、天然の湧き水から集めた水を運ぶ住民/Tercio Teixera/AFP/Getty Images (CNN) 世界の平均気温が一時的に、地球に対して壊滅的かつ取り返しのつかない影響を与えうると指摘された水準を上回る上昇を記録した。 欧州のコペルニクス気候変動サービスの専門家がXに投稿した暫定情報によると、11月17日の世界の平均気温は初めて、産業革命前の水準を2度以上上回った。 2度以上の上昇は一時的な現象で、2度を超す温暖化が世界の常態となったわけではない。しかし地球温暖化が確実に進行し、回復が困難あるいは回復不可能な影響を及ぼす方向へと向かいつつある兆候とみられる。 コペルニクス気候変動サービスのサマンサ・バージェス副所長は「我々の推計によると、今回初めて世界の気温が1850~1900年(産業革命前)の水準を2度以上上回り、2.06度上昇
![世界平均気温、初めて2度の限界超す上昇](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc8a16efeb826aeaf28610fbfc9442cd04d562ad/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstorage%2F2023%2F11%2F21%2F58a63444586a34cfda497717533c77b3%2F231120083826-01-brazil-heat-wave-111723.jpg)