小林敬氏――。彼は大阪に拠点を持ついわゆる〝ヤメ検″の弁護士である。 小林氏は関西電力の金品授受問題に関し「調査委員会」の委員長を務めていたが、さらに別の企業不祥事でも調査に携わっていた。積水ハウスが55億円もの損失を出したあの「地面師事件」でも、被害にあった同社の「調査対策委員会」の委員を務めていたのだ。 どちらの事件も企業の「隠ぺい体質」が指摘され、その姿勢が批判されている。そして、その両社の調査に関わっていた小林氏の行動に、一部で疑問の目が向けられている。 関電事件と積水ハウス「地面師」事件 関西電力の問題では小林氏が委員長を務めた「調査委員会」での調査の杜撰さが批判されているが、積水ハウスの地面師事件においても全容解明を目指した「調査報告書」について、その公表を頑なに反対した一人として、調査対策委員会のメンバーの「不評を買っていた」というのである。 事情に詳しい積水ハウスの幹部が言
![特報! 関西電力の調査委員長が積水ハウスでも暗躍 積水ハウスの地面師事件「調査報告書」が非公開となった理由 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/48201678e9566abed5fac8835a81f536be2d4535/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fc%2F1200mw%2Fimg_0c2120fe826587a6c18793e5106380f2139498.jpg)