自民党の世耕弘成参院幹事長は6日の記者会見で、新型コロナウイルス対応のための令和2年度第3次補正予算について「個人的には10兆、15兆どころか、30兆円ぐらいの規模があってもいい」と述べた。 世耕氏は「日本経済はここからが正念場だ。1次補正、2次補正が止血措置のような形で効き、日本経済の基盤が壊れずにここまではこれた」と説明。「ここからは止血措置ではなく、景気対策や失業対策の観点でいけば、相当な金額の真水(国と地方の直接の歳出)がいる」と強調した。 財源に関して問われると、世耕氏は「国債を増発して対応するしかない。財源を気にして経済の基盤を壊したら、コロナ禍の収束後に経済が立ち直れない状況になる」と指摘した。 3次補正予算の規模感をめぐっては、下村博文政調会長が「10兆円から15兆円」が望ましいとの考えを示していた。