東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は3日、競技会場で運営を確認するテスト大会を約1年ぶりに再開した。準備の追い込みにかかるはずが、テストを兼ねた東京での国際大会は中止の方向に。新型コロナウイルスの第4波も懸念され、開幕に向けては難題が待ち受ける。 やらないと経験や技能つかぬ 大会組織委員会が主催するテスト大会が再開されようというちょうどその頃、今後の五輪開催が懸念される事態が明らかになった。国際水泳連盟(FINA)は2日、テスト大会を兼ねた飛び込み、アーティスティックスイミングの2大会を含む五輪最終予選の日程を見直すと発表した。英BBC放送(電子版)も同日、FINAが日本政府を「開催に向けて必要な措置を講じなかった」と文書で批判していると報じた。競技関係者によると、感染対策や費用負担でFINAと日本側で折り合わず、東京での五輪最終予選の開催を中止する意向という。 4月から5月に実施