33歳で妊娠した。初めての妊娠だ。 夫と話し合って、とりあえず出生前診断は受けようという話になった。堕胎を視野に入れるなら法的に堕胎ができる週数が決まっているので、そこから逆算して出生前診断を受けられる週数もまた決まってしまい、そしてそのタイムリミットが近かったからだ。 だから、とりあえず受けておいてその後のことはその時また考えようという話になった。 出生前診断を受けるにあたって、遺伝子カウンセリングというものも受けた。 聞き取り調査で遺伝的なリスクを探し出すのと共に、出生前診断でわかることというのも説明してもらった。 まずはクアトロテストを受けることにしたが、かなり意外だったのが、偽陽性の率が高いということだった。具体的な数値ははっきりと覚えていないので医療関係者に確認して欲しいのだけれど、このテストは陰性であればこのテストでわかる一部の病気に関してはまず安心していい、という程度の意味合