〈本の舞台裏〉「品切れ」の救世主?[掲載]2010年9月26日 目の前で欲しい本を作れる機械が、東京・神保町の三省堂書店に12月にも登場する。米オンデマンドブックス社が販売、コーヒーショップの待ち時間程度で完成することから「エスプレッソ・ブック・マシーン」と呼ばれる。導入は日本初だ。 機械の本体部分は幅約1メートル、高さ約1.4メートル。ほしい本をリストから選ぶと、5分ほどで印刷・製本・裁断が行われ、カラー表紙つきのペーパーバックが出てくる。本を選んだりスタッフが機械を操作したりする時間を含めても10分ほど。側面が透けているので、本ができていく様子を見て楽しむことができる。 印刷できるのは、グーグルが電子化した約200万冊のほか、海外の学術書など約100万冊で、いずれも洋書。現在国内の出版社とも交渉中で、データの提供を受けられれば、日本語の本も作ることができるようになる。まずは品切れなど手