リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』、湊かなえ『告白』など次々とヒット作、話題作を生み出してきた“本屋大賞”。その最も新しい大賞受賞作、東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』が100万部の大台を突破して上半期のNo.1に輝いた。令嬢刑事と毒舌執事というユニークなコンビが事件を解決するコミカルタッチなミステリーが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのジャケットでもおなじみの中村佑介によるイラストとともに、従来のミステリーファン以外の層まで巻き込んでの大ブレイク。“本屋大賞”受賞が大きな追い風となって、瞬く間のミリオンセラーとなった。 これに続いたのが昨年の年間BOOKランキング1位の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』。春先のアニメ化に続いて、前田敦子(AKB48)主演による劇場映