観戦者たちにお薦めの本を紹介する発表者=京都市中京区カウントダウンタイマーの前でお薦めの本を紹介する発表者=京都市中京区1人1票の投票権を持つ観戦者たちにお薦めの本を紹介する発表者(右)=京都市中京区ビブリオバトルを発案した谷口忠大さん=京都市中京区ビブリオバトルの公式ルール 【筒井次郎】「面白い」と思った本を持ち寄って書評を競うゲーム「ビブリオバトル」が、全国に広まっている。6年前に京都大の研究室で生まれ、大阪で育った。「本を知り、人を知る」を合言葉に全国で大会が開かれ、授業に採り入れる学校も現れた。 4月下旬、京都市の文化施設でビブリオバトルの中学生大会が開かれた。7人が出演し、観客は80人。 2年の松井拓実さん(13)は畠中恵(はたけなかめぐみ)さんの時代物「うそうそ」を手に、「登場する半分以上が妖怪。不思議な世界がおもしろい」と語った。観客から「妖怪と人間、恋愛するとしたら?