さて、いよいよ前々回と前回に続いて、「病人へのお見舞いの気持ちを英語で表してみよう」の最終回だ。 こんなことは、すでに何冊も世に出ていて、何なら公共図書館にも必ず置いてあるような英文手紙・メールの文例集を見れば1分もかけずに知ることができるのだが*1、それを、数秒で結果が得られて便利なはずのウェブ翻訳(機械翻訳)で実現しようとすると、「実際には意図が通じない英文」を作ってしまうことになる、というのが現在の現実である。企業・団体などでリソースを割り振る権限を持っている方は、どちらが早道か、つまりどちらのほうが「コスト」が少なくて済むか、よく考えていただきたいと思う。 英文手紙・メールの文例集とは、例えば下記のような本だ。今Amazonで検索すると「ビジネス英語」というくくりでたくさん出てくるが、「ビジネス英語」は「ある程度かしこまった文面」ということである。友人同士のような、日本語でいえば「
![日本語の文を、そのまま逐語的に英語にしただけで、言いたいことが伝わるとは限らない(定型文というものについて、および各国首脳のメッセージ実例) - Hoarding Examples (英語例文等集積所)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc44ecdd9aad57707f7158b4c015e2e20c1b1140/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fn%2Fnofrills%2F20201019%2F20201019194258.png)