NTTドコモは、電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」の法人向けプラン「dマガジン for Biz」を12月上旬から提供する。美容院、飲食店、病院などの法人が同プランを契約すれば、これら施設の客はdマガジンを利用することができる。法人側が用意した端末を来店客に貸し出す方法、来店客が自身の端末を利用する方法のどちらでも閲覧は可能。 Wi-Fiエリア内で同時接続が10台までの場合、月額5000円(税抜き)。10台を超える場合は同時接続5台追加ごとに月額2500円(同)がプラスとなる。 dマガジンをめぐっては、書店や取次会社から紙版の販売への影響を懸念する声も挙がっている。今回の法人向けプラン開設による書店の外商へのダメージは大きいとみられる。
7月28日、都内で行われた出版勉強会の席上、今野英治社長がNTTドコモが運営する定期雑誌の読み放題サービス「dマガジン」について問題提起した。 今野書店では先日、月に1万5000円以上雑誌を購入している美容院との取引が中止となった。理由はdマガジンへの移行だったという。今野社長は「ものすごい衝撃。今後すべての美容院(からの雑誌購入)がなくなってしまうかもしれない。さらに、電子雑誌を読んでいる読者が紙の雑誌を買わなくなるのではという恐怖もある」とし、コンテンツを提供している出版社に対して「もっと危機感をもって頂きたい」と呼びかけた。 NTTドコモでは法人向けプランは用意していないが、現状1アカウントで最大端末5台まで閲覧できるため、美容院などで導入している事例があるという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く