筒井康隆の本を全部読もうと思い少しづつ読んでいるのだけど、今読み終えた『銀齢の果て』がなかなか面白かった。70歳の老人たちによるバトルロワイヤルもので、えげつなくもかっこいいエンタメだ。 正直、最近の、キラキラした若者や、鬱々とした若者や、お仕事ものや、中年の悲哀やらを描いた物語の生々しさにはもうお腹いっぱいで、かといって、枯れた老人が茶をすする日常ものなんかの面白さも今の俺にはまだ分からん。 こういう老人が主体の作品で面白いやつって他にはどれくらいあるのだろう。
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