国公立大学の職員。 たまに学生に間違われるくらいの未熟者だけど、それなりの経験は積んできた。 先日臨席した教授会で、ある学科の入試(非一般入試)の合否判定が行われた。 以下は、資料を直接目にしてはいないが、議論の過程で把握できたことだ。 判定の原案によると、募集人員(少数)を大幅に超過した人数を合格としている。 募集人員を無視しているだけでも、あやしさMAXなのだが、それだけではない。 水増しされた合格者の専攻分野が偏っているのである。 この原案のボーダーラインだと、特定の専攻分野の志願者のみ全員合格となっているのだ。 特定の受験生の得点だけ上乗せ操作しているのがモロバレである。 この背景には、権限強化している学長の意向がある。 学長は特定の専攻分野の学生数をどうしても確保したいらしい。 原案に疑義を呈した教授が一部いたけど、結局原案通り承認された。 これではとても公正な選抜とはいえない。