先日、久しぶりに街を少し歩いていて、古本屋を見つけた。入口の外に並べられている本の中に人文社会科学系の岩波文庫がたくさんあり、これは中にも関係する本があるだろうと期待して入店した。 店内には歴史学を中心に哲学、文学など人文系の本が山のように積まれていた。嬉しくなり本棚を眺めると、人文地理学の本も数冊あった。検索で本を見つけられる時代でも、やはり本棚を眺めて初めて知る本も多い。次にいつ来られるか分からないので、気になる本はまとめて買うことにした。 途中、店内の岩波文庫のところを眺めていると、西田幾多郎の『善の研究』があった。哲学は和辻哲郎など地理学とも関わってくるので、一度きちんと勉強したいと思っている。哲学で論じられる空間と、地理学に関わる私たちが考える空間の一致と不一致は、詳しく検討できなくても自分なりに何かしらのイメージを持ちたい。そんなことを考えながら店内を歩く。 しばらくして、50
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