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ブックマーク / interdisciplinary.hateblo.jp (6)

  • 検診の目的は「治療が必要な病気を見つける事」なのか - Interdisciplinary

    なるだけ簡潔に行きます。 流れ 受診者に対する検診のメリットは「治療が必要な癌を発見できること」や「事故の影響をよりはっきりさせること」だろうが、過剰診断のデメリットがそれらより大きいと断言できるのはなぜだろうね。しかもそのデメリットというのは診断後の対処や伝え方で大きく変わってくるというのに。— yuuki (@yuukim) 2017年6月20日 受診者に対する検診のメリットは「治療が必要な癌を発見できること」や「事故の影響をよりはっきりさせること」だろうが、 ─── 「治療が必要な癌を発見できること」をがん検診のメリットとしてしまうのは、よく見られる誤りです。この誤った主張に則ると、30歳台の乳がん検診や、成人に対する甲状腺がんもメリットがあることになってしまいます。 https://t.co/lvBc6SM65J— なとろむ (@NATROM) 2017年6月20日 「治療が必要な

    検診の目的は「治療が必要な病気を見つける事」なのか - Interdisciplinary
    ww_zero
    ww_zero 2017/06/23
    症状が出るまえに癌を見つけた場合と、症状が出てから検査を受けて癌に気づいた場合とでどういう違いがあるかが重要
  • 検診の意味と有効性評価――前編 - Interdisciplinary

    ご案内 エントリーは、検診について説明した連載記事の一部です。 連載は、以下の記事からなっています。 検診の意味と有効性評価――前編(記事) 検診の意味と有効性評価――中編 検診の意味と有効性評価――後編 検診の意味と有効性評価――参考資料 記述は正確さを心がけておりますが、誤りがあれば、コメント欄等でご指摘いただければ幸いです。 IE では、画像(svg ファイル)が上手く表示されないようです。いずれ対処する予定ですが、もし可能であれば、Chromium 系ブラウザや Microsoft Edge などのブラウザでご覧ください。手数をおかけします。 はじめに 検診をおこなった人々の 5 年生存率は◯◯で、おこなわなかった人々の生存率は△△%でした。このように、がんは早期発見が大切です。忘れずがん検診に行きましょう。 こういった記述を、検診を勧める文書で見かける事があります。 一見する

  • 検診(スクリーニング)に対する先入見と、医薬品のアナロジー - Interdisciplinary

    福島県における甲状腺がん検診を縮小すべきで無い、と主張する人は、 検診も、ある効果を期待しておこなわれる医療介入行為である という認識が抜けているのではないか、と考えています。 検診の目的は、早期発見する事そのもの、ではありません。早期発見によって、 症状が出ないようにする 死ぬはずの命を救う 寿命を延ばす このような効果をもたらす事が、検診の目的であり、それが達せられる場合、その検診は有用である、と評価されます。 検診は、効果が期待される介入で、その効果を、医薬品における主作用になぞらえるならば、医薬品の使用に伴う副作用(の内、有害なもの)にあたるものも検診にあるのではないか、と考える事が出来ます。それが、 過剰診断 誤陽性、誤陰性 誤診 時間や費用のコスト これらです。 医薬品が、それのもたらす主作用と副作用とを検討して処方される、というのは、よく知られている所です。薬を貰う際は、医師

    検診(スクリーニング)に対する先入見と、医薬品のアナロジー - Interdisciplinary
  • 疫学における「原因」とは - Interdisciplinary

    「ニセ医者」に騙されないために: 休眠妙薬 リンク先で、NATROMさんがニセ医者と評されています。その根拠はどうやら、NATROMさんが原因という概念を理解していないから、という事のようです。具体的には、タバコを吸わなくても咽頭がんになることもありますという主張が、「咽頭がんの原因はタバコである」の反例になっている、だそうです。 正直な所、リンク先の文章は、 「タバコ(喫煙習慣)」は「咽頭がんの原因」という集団に含まれる。これは正しいでしょう。 など、意味の解らない所が色々あり(含まれるのが正しいとは、どういう事でしょうか)、何を主張されているのか、だいぶ不明瞭なものがあるのですが、それはともかくとして、ここで、医学、あるいは疫学における原因というものについて見ておくのは重要だと思いますので、疫学の教科書を参照してみましょう。 原因とは 疫学で用いられている因果関係について理解を深めるに

    疫学における「原因」とは - Interdisciplinary
  • 死亡の指標とsivad氏の誤り - Interdisciplinary

    概要 世界の甲状腺癌の現状における、長崎大学名誉教授の長瀧重信氏の発言に端を発する議論についてです。その発言は、次のようです。 甲状腺癌と診断され、手術される患者の数は確実に増えているにも関わらず、甲状腺癌の死亡率は減少していません。少なくとも手術される患者の増加に比べて死亡率の減少は、はるかに緩やかです。その結果、「手術しなくても死亡しない患者」が手術されているのではないか、という考えも出てきました。 これについて、twitter上で幾人かの方が、疑問を呈していました。つまり、長瀧氏は何かおかしな事を言っているのではないか、との指摘です。その流れで、sivad氏が、次のような主張をします。 @sivad ちょっと考えればわかるけど、ここでの死亡率は無論甲状腺がんによる死亡率なので、「手術しなくても死亡しない患者を手術」して件数が増えているのであれば、その分の死亡率は確実に減るわけ。それが

    死亡の指標とsivad氏の誤り - Interdisciplinary
  • 感度・特異度・陽性的中度 - Interdisciplinary

    前のエントリー(割合のはなし――陽性とか陰性とか - Interdisciplinary)で、陽性とか陰性とか、その辺りの診断の話を書きました。 こういう話で結構出てくるのが、 検査で陽性になった時、実際に病気がある確率はどのくらいか。 という問題だと思います。検査陽性になった時にどう行動すればいいかという実際的な所と絡みますし、確率と直感が対応しない話の例としても取り沙汰される事がありますね。 検査を受けて陽性になった時にどうするか、というのはかなりシビアな問題です。昨年は、妊婦のダウン症検査が話題になりました。 で、その問題について詳しく解説されているのがこちらです⇒妊婦のダウン症検査の話、陽性的中率 - aggren0xの日記 この話の肝は、いざ自分が受けた時に陽性だった時それがどういう意味を持つかという所。そして、感度と特異度が変わらなくても、有病割合によって、「陽性がどういう意味

    感度・特異度・陽性的中度 - Interdisciplinary
    ww_zero
    ww_zero 2013/03/18
    メモ。
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