エアロゲルはゲルに含まれる溶媒を気体に置換した多孔性の物質であり、非常に低密度で断熱性にも優れていることが知られています。中でも二酸化ケイ素からなるシリカエアロゲルは、非常に低い熱伝導率から断熱材としても使われています。そんなシリカエアロゲルを使った断熱材を火炎放射器の炎で熱し、実際にどれほど断熱効果があるのかを試したムービーが公開されています。 Flamethrower vs Aerogel - YouTube 今回のムービーでエアロゲルの断熱性を確かめるのは、科学系YouTuberのデレク・ミュラー氏。背後に立っているのはエアロゲルの専門家であるステファン・シュタイナー博士です。 シュタイナー博士の触っているブランケットは、最も高性能な断熱材である「パイロジェルXTE」。これはガラス繊維のブランケットにシリカエアロゲルを含浸させたもので、他の断熱材よりもはるかに高い断熱性能を誇っている