アフリカ南東部マラウイの裁判所は20日、地元の子供たちに中国語で人種差別的な言葉を言わせ、その様子を撮影した中国人動画制作者に対し、不法取引や児童搾取など14件の罪で有罪判決を言い渡した。 マラウイ在住の卢克(ル・ケ)被告は、依頼人のリクエストに応じて、地元の子供が「おめでとう」などお祝いやあいさつの言葉を言う動画を撮影していた。しかし、子供たちが口にするのは祝辞だけでなく、一部の動画に人種差別的な内容が含まれると、BBCアフリカ・アイは昨年6月半ばに報じた。 地元で「スースー」という名で知られる卢克被告はその翌週に隣国ザンビアで逮捕され、今回マラウイで禁錮12カ月の実刑を言い渡された。すでに刑期を警察の勾留下で満了しているため、7日以内にマラウイを出国するよう命じられた。再入国は二度とできなくなる。