「労働に見合った給与」は官民問わずもらえているのか 「結果は広く民間事業所の給与の状況を反映したものといえる」 国家公務員の給与は、民間の4月分の給与を調査した上で、ほぼ同じ金額になるよう人事院が金額を定めています(全産業の企業規模50人以上かつ、事業所規模50人以上の全国の民間事業所のうちから、層化無作為抽出法によって抽出した事業所のデータ)。地方公務員の給与についても、民間の実態を調べ、各都道府県及び一般市区町村が給与額を決定します。 民間、そして公務員の給与。はたしていくらなのか、見ていきましょう。 ■最新結果公表 民間の平均給与「443万円」 国税庁『令和3年分 民間給与実態統計調査結果』では、民間の平均給与額を明かしています。1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は443万円です。 平均給与443万円ですと、月の収入では37万円ほどになります。手取りにしておおよそ29万円ほどで