ブックマーク / gitanez.seesaa.net (7)

  • バタイユ/酒井健: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 バタイユは、生を個体の問題としてではなく、生そのものの連続性として扱う。 酒井健さんの『バタイユ』を読んで、いちばんつよく感じたのはそのことでした。 そして、おそらく僕がバタイユに惹かれるのもそこに要因があるのだろうと思います。 脱自、共犯関係、見世物として恍惚や笑いなどの情動をひきおこす供犠、主体の半壊状態を通して得られる個を超えた交流的な体験。 こうしたキーワードによって、個―個人、私企業、国家―の延命に重点が置かれる近代が忘れ去った、個を超えた全体としての生の連続性に注目し、それを近代の世に知らしめようとことばを紡ぐバタイユに、僕はつよく惹かれるのです。 バタイユは、技術および技術が生みだした物品に「物の力」を見て警戒していた。ちょうど「言葉の力」を警戒していたように

  • 続・ライフスタイル研究会(仮): DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日、なんとなくアイデアベースで発信したライフスタイル研究会(仮)。 いろんな方から反響をいただいたので、 メンバー間のコミュニケーションや今後の方向性を探るディスカッションのために、 以下に準備室としてグーグルグループを作成しました。 http://groups.google.co.jp/group/life-lab こちらの参加は自由です。 また登録したからといって、そのまま研究会参加ということでもありませんのでとりあえずどんなことをやるんだろうと興味のある方は登録してみてください。 なお、参加希望の際は、簡単で結構ですので、下記を記入ください。 ・名またはニックネーム ・職業や所属(可能な範囲で) ・どんな仕事をしているか? ・なぜ参加してみようと思ったか? ライフ

    x5gtrn
    x5gtrn 2009/12/29
  • 書くことがないというのは考えてないというのに近い: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 昨日ちょっとインプットとアウトプットのことについて書きましたが、アウトプットという点では、書くことがないというのは考えてないというのに近いんだろうなと思います。 書けるくらいに考えているかどうか。それに満たない考えというのは、たぶん意識がゆらゆらしてるだけであって考えてるとはいわない。 もちろん、この「書く」は、絵を描く、見積もりを書く、ワイヤーフレームを描く、日記を書く、ブログを書く、報告書を書く、など、いろんなアウトプット形式があっていい。ただし、ある程度の量はないと考えというのはまとまったり展開したりしないので、140文字だと話にならない。 考えるというのは頭のなかでアウトプットを構成し組み立て展開する作業だと思います。自主的に「書く」という行為を行っているかは別にし

    x5gtrn
    x5gtrn 2009/12/29
  • 記憶術/フランセス・A・イエイツ: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 というのも、以前に僕自身が「このを読まないデザイン関係者なんてありえない」と書いた高山宏さんの『表象の芸術工学』ののなかで、高山さんが「今、デザインを勉強しようとする人間でイエイツの『記憶術』(1966)とか『世界劇場』(1969)とか名さえ知らないなんてこと、ぼくが絶対に許しません」と断言していたうちの一冊がこれだから。 デザインを勉強している人が最低でも名前くらいを知っておかなくてはいけないを、ここで紹介しない手はありません。 ちなみに、もう1冊の『世界劇場』も3分の2くらいは読み終えたので、そのうち紹介できるか、と。 結論から書いておくと、自分がデザインに関わる仕事や勉強をしていると思っている人は必読!の1冊だといえるでしょう。 記憶術の体系化の歴史を扱った一冊

  • ねぇ、自分でちゃんと使ってみた?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いやー、久しぶりにいくつかのケータイの最新機種をちょっと評価するために触ってみたけど、予想以上にひどい状況でした。 特にタッチパネルのついた機種はひどかったですね。使いにくいどころか、使えない機能がある機種もちらほら。 まさに、料理は運ばれてきたけど、「あのー、箸はないんですか?」という感じで、機能は目の前に提示されてるけど、肝心の操作方法がない。仕方なく隠れている通常のボタンを出して、これまで通りの操作をするという具合。 それって売っていいんでしょうか?と思うものもありました。どこのどの機種とはいいませんが。 そこで思うのは、これって売りだす前に実際に誰か使ってみたりしてるんでしょうか?ということ。 それくらい、専門家評価(例えば、ヒューリスティック評価)以前のユーザビリ

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    x5gtrn 2009/10/29
  • 早く多く間違えよう: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 土曜日のデザイン思考のワークショップで、また1つ気づきがありました。 それは「早く多く間違えると、進展は早い」ということです。 今回のワークショップでも、例によって2チームに分かれて、それぞれおなじ課題をやってもらいました。 大抵の場合、そうなるのですが、どういうわけか、2チームに分けると片方の出来がよく片方がわるいという結果になるんです。なぜだかわからないんですが、大抵はそういう結果になる(これが3チームだとそうならない。なんでだろ?)。 ところが、土曜日のワークショップでは、いままで以上に2チームの差が大きかったんです。それは片方がいままでと比べて著しく出来が悪かったからではなく、片方がこの手のワークショップをやって以来、はじめてというほど、出来がよかったからなんです。

    x5gtrn
    x5gtrn 2009/10/02
  • 不勉強さの自己検証: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 学ぶ必要があるのに学ぼうとしないこと。 覚える必要、できるようになる必要、理解する必要があるのに、そのための勉強を怠ること。 いや、人には怠っているつもりはなくても、を読んだりセミナーに顔を出したりするだけで自分は勉強しているというつもりになってしまうことはあるでしょう。 人はそんなつもりはなく、むしろ自分はやっていると思っているのに、結果として不勉強丸出しで、役に立たなかったり。 どうして、そんなギャップが生まれてしまうんでしょうか。 進んで実践に身を投じないといけないそれはテキストとして書かれた情報と実践の場にある情報にそもそもギャップがあるからです。テキストのうえの情報量と実践の場で起こることの情報量の圧倒的な差異に気づいていないのです。 たいていのひとは実践の

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    x5gtrn 2008/03/03
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