人はなぜ「ローポリ」や「ドット」のゲームグラフィックに心惹かれるのか? あなたの知らない「デメイクトレーラー」の世界 「往年の名作が復活」「あの傑作がウン十年ぶりに蘇る」など、ゲーム業界では時代を問わず、過去の作品が”リメイク”という形で再び世に送りだされることが多々見受けられる。たとえば国民的RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの第7作目は『FINAL FANTASY VII REMAKE』で文字通りリメイク化を果たし、直近の話題で言えば『タクティクスオウガ リボーン』の発表もリアルタイム世代の心を大きく揺さぶったのではないだろうか。 だが、本稿で取り扱うのはリメイクではなく、現行の作品を過去風に作り直す『デメイク』である。高精細なグラフィックで描き出されたゲーム作品を、あえて過去の家庭用ゲーム機用ソフトをイメージして捉え直す。これが、本稿で読者の方々にご紹介したい『デメイク』の概念