笹川スポーツ財団(東京・港区)は、1992年から隔年で実施する「スポーツライフに関する調査」の2022年度版を発表し、全国民の運動・スポーツに関する実態をまとめた。全国の満18歳以上の男女を対象に、割当法で3000サンプルを抽出している。 * * * 種目別の直接スポーツ観戦状況をまとめた「直接スポーツ観戦種目」の項目では、プロ野球(NPB)が8・7%でトップに立った。2位はJリーグ(3・0%)、3位は高校野球(2・8%)、4位はサッカー(高校、大学、WEリーグなど)となり、1~4位を野球とサッカーが独占した。5位にはプロバスケットボール(Bリーグ)が1・0%で続いた。 年代別では、全ての年代でプロ野球または高校野球が1位となり、野球の根強い人気が表れる結果となった。 一方、若年層のデータでは、過去とは異なる興味深い数値が出た。 18、19歳ではJリーグが上位5傑から圏外となり、バスケ