今季はすでにACLの2試合で先発出場。卓越したゲームコントロールで勝利に貢献した。35から14へ、背番号は軽くなったが、チーム内における存在感は日増しに大きくなっている 【(C)VISSEL KOBE】 チーム内競争の激しいヴィッセル神戸において、昨季は公式戦22試合に出場。アンドレス・イニエスタの控えという難しい役回りをこなしながら、アカデミー出身の安井拓也が着実に成長を遂げている。それでも、21歳の若き司令塔は満足していない。トップチームを目指す多くの後輩たちの視線を背に、プロ4年目は目に見える「結果」にとことんこだわる。 アンドレス・イニエスタやトーマス・フェルマーレン、ドウグラス。日本代表クラスなら山口蛍や古橋亨梧、西大伍、酒井高徳……。今年最初のタイトル獲得となった富士ゼロックススーパーカップしかり、近年、ヴィッセル神戸のスターティングメンバーには、大型補強によって集められた華や