川口市立元郷小学校(川辺秀明校長、児童数515人)で、図書室の蔵書管理がバーコード化され、図書の貸し出しや返却の仕事がスピードアップ、訪れる子どもたちの数が増えた。1万冊もの本の情報を一つ一つパソコン入力する手間のかかる作業だったが、父母ら学校応援団が団結して達成。新しい図書室のオープンとともに子どもたちへのクリスマスプレゼントになっている。 昼休みの図書室に5年1組の子らがやってきた。図書委員の菊池奈々さんらの前に、返却や貸し出しの本を持った子らが列をつくった。 菊池さんらがバーコードを読み取る作業をてきぱきと進め、長かった列はすぐになくなった。「借りた本を返さないままに、本を借りようとすると、画面にエラー表示が出ます」と菊池さんは説明する。 同校には管理棟1階の図書室のほか、6学年の全クラスに学級文庫があり、蔵書は全部合わせると1万冊にもなる。この全てに分類番号や書名、著者名などを盛り