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ブックマーク / arima6.blogspot.com (6)

  • Tessella社

    Tessellaは、英国国立公文書館のファイルフォーマットデータベースPRONOMの作成やEUのプロジェクトのパートナーとして、電子情報の長期保存に古くから係わってきた企業です。英国国立公文書館、オランダ国立公文書館のほか、マレーシア国立公文書館、Wellcome Trust Library(イギリス拠点の医学情報図書館)、英国国立図書館等にOAISに基づいた電子文書リポジトリシステムを提供しています。 今回のECA2010での発表は、EUの電子情報保存プロジェクトPlanetsの一環として構築された電子情報の技術情報リポジトリの構築方法についての説明でした。技術情報リポジトリは電子情報の保存プロセスを自動化するための出発点であり、(1)旧式化を定義する要素、(2)マイグレーションツール及びエミュレーターに関する情報、(3)マイグレーションの成功度を図る指標、の三つを機械可読な形式で蓄えて

  • arima6 archives: OAPEN レポート

    2009年にOAPEN(Open Access Publishing in European Network)によって実施された、人文・社会科学(HSS)分野の単行のOAアクセスに対するニーズ調査の報告書全文が公開されました。 http://www.oapen.org/images/D315%20User%20Needs%20Report.pdf 一昔前から始まっているserial crisisに続き、図書館の資料購入予算の削減はHSS分野の学術書(単行)の市場にも影響し、"monography crisis"と呼ばれる状況が現出しています。(もちろんSTM分野のeJournal購入費の肥大化が単行の購入費を圧迫していることは言うまでもありません。) この状況を受けて、e-Monographのオープンアクセス出版の可能性とその要件を、欧州6カ国(多分、英仏独蘭白丁)を対象に、文献調査

  • arima6 archives

    オーストラリアの研究データ関連の取組みの大まかな全体像を捉えようとしている。 (必要に迫られたから) で、色々見てたが、オーストラリア政府が2017年2月に刊行した、今後10年間(原文ではdecade)に政府が優先的に整備を進めるべき研究基盤についての提言、“The 2016 National Research Infrastructure Roadmap”にまとまってたので、関連するところを抜粋。 まず、研究基盤の整備において、オーストラリアが今後10年間で力を入れる分野としては、次の9分野。 ・Digital Data and eResearch Platform ・Platforms for Humanities, Arts, and Social Science ・Characterization ・Advanced Fabrication and Manufacturing ・A

  • ヨーロッパのデジタル化(数字)

    オランダ国立図書館職員H.Crijns氏曰く。 2007年に行われたある調査(実施主体について言及なし、ヨーロッパの国立図書館の連合体CENLに参加する図書館のうち37館が回答)によると、これら37館が所蔵する資料総数 約4億点のうち、 2006年時点で400万点がデジタル化済み 2012年までに1700万点がデジタル化される予定。 博物館・美術館については対応する数字はないが、たとえばオランダだと 国内の主要な博物館・美術館600館の収蔵品(目録があるもの)3600万点のうち、 なんらかの形の機械化された目録があるものは29%~49%、デジタル化されているものが15%~35%、そのうちオンラインで公開されているものは5%程度とのこと。(なんて幅のある数字なんだ・・・。) 所蔵資料のデジタル化というのは、それを行う図書館・博物館・美術館等にとっては、「長期的な負担を伴う、短期的な巨額の投資

  • Googleと図書館

    (1)V.Waller, The Relationship between public libraries and Google: too much information, First Manday (07/09/2009) の中で論じられていること。 公共図書館Googleの関係が次第に悪化していったのは、両者の'information'についての考え方の違いによる。 公共図書館はinformationの中身を重視し、民主主義の実現のためにinformationへのアクセスを提供するのに対し、Googleはinformationをターゲットを絞った広告を行い、広告収入を得るためのツールと考えている。 私たちがますますウェブに頼るようになるにつれ、すべてのものが(Googleのいう)informationになる。 公共図書館は、Googleとは異なる自らのアイデンティティを再確認しな

  • EU の電子図書館関連プロジェクト(枠組)

    EUが関与する電子図書館関係のプロジェクトは、いろいろありすぎて分かりづらいので、整理を試みます。できるかな。 EUの研究(者)支援のフレームワークをFramework Programme (FP)という。1998-2001に企画されたものをFP5、2002-2006のものをFP6、2007-2013のものをFP7(核関係のみ2007-2011)。 FP7のICT(Information & Communication Technologies)の分野における方針は2005年に策定されたi2010 という文書に示されている。これには、世界的な"Digital Convergence"の進行を背景として、EUとしてはSingle European Information Space、Innovation and Investment in ICT Reseach、Inclusive Euro

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