駐日フランス大使からの感謝状[ロンドン発]新型コロナウイルスの感染拡大に伴い論争が激化しているPCR検査について、開発ベンチャー会社プレシジョン・システム・サイエンス(以下PSS社、千葉県松戸市)が全自動PCR検査システムの共同開発で駐日フランス大使から感謝状を送られました。 田島秀二社長はこうコメントしています。 「世界各国が新型コロナウイルスと戦っています。フランスにおいて弊社と仏エリテック社が共同開発した全自動PCR検査システムと試薬キットがウイルス検出に大きな役割を果たしていることで駐日フランス大使よりお礼状を頂きました」 PSS社がエリテック社ブランドとしてOEM供給(納入先商標による受託製造)している全自動PCR検査システムは、新型コロナウイルスで2万6000人を超える死者を出したフランスの医療現場で活躍しています。抽出試薬や付属の消耗品も供給しています。 PSS社と東京農工大
【類型Ⅰ】 類型Ⅰは、イタリアやスペインなどである。公表資料に基づき推計される致死率が10%を超えるとともに、陽性確定から死亡までの日数が3、4日と非常に短期間である。原因としては両国では感染者の急増に対して医療崩壊が発生し、十分な治療が施せない状況であったことが考えられる。 【類型Ⅱ】 類型Ⅱは、ドイツなどである。ドイツの場合には、公表資料に基づき推計される致死率が4.0%、陽性確定から死亡までの日数が11日である。陽性確定から死亡までの日数が比較的長く、類型Ⅰに比べて医療崩壊が起きていない状況と考えられる。 【類型Ⅲ】 類型Ⅲは、アイスランドやシンガポールなどである。公表資料に基づき推計される致死率が1%以下と低く、陽性確定から死亡までの日数は類型Ⅱとほぼ同じである。陽性確定から死亡までの日数が比較的長く、類型Ⅱと同様に、医療崩壊が起きていない状況と考えられる。 類型Ⅱと類型Ⅲの致死率
■ 関連タグ クラスター(集団)発生 大澤幸生 密集・密閉・密接 感染症統計数理モデル 新型コロナウイルス 社会ネットワークシミュレーション 禁三密 8割減 東京大学工学系研究科 教授 大澤幸生 2020年5月2日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp たしかに厚生労働省のHPには「密集」「密閉」「密接」をカラフルな円で描いたベン図が載っていて、3つの円の共通部分を「3つの条件がそろう場所がクラスター(集団)発生のリスクが高い!」と強調するガイドラインが示されている。さらに同省は「人との接触を8割減らす、10のポイント」を公表し、その下にも「三密を避けましょう」と付け加えることを忘れていない。 しかし、これらのメッセージでCOVID-19への対策がとられていることについて、私としては合点がいかずにもどかしく思っている。 そもそも「人との接触を8割減らせ」
LIVE配信で4月18日に開かれた第94回日本感染症学会学術講演会特別シンポジウム「COVID-19シンポジウム─私たちの経験と英知を結集して─」で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議のメンバーである東京大学医科学研究所教授の武藤香織氏が、「専門家の説明責任と市民の行動変容」と題して講演。日本における専門家会議の位置づけの問題点や、武藤氏の専門のELSI(倫理的法的社会的課題)から見た現状の課題点、一般メディアでの情報伝達が困難な層に向けたTwitter等を利用した情報発信の取り組みについて説明した。 第94回日本感染症学会学術講演会特別シンポジウムで講演する武藤香織氏 武藤氏は冒頭、専門家会議の位置づけについて、「新型コロナウイルス感染症対策本部の下、対策について医学的な見地から助言等を行う組織として設置されているが、それ以上の詳しい役割や目的の説明はない」と説明。 類似組織であるイ
リンク集目次 国内外の状況 政府機関・国際機関等 学術情報 疫学論文 分子生物学/ウイルス学論文 臨床論文 インフォデミック関係 ワクチン関係 変異株関係 時系列メモ目次 新型コロナウイルス(2020年1月6日,11日) インペリグループによる患者数推定(2020年1月18日) 患者数急増,西浦さんたちの論文(2020年1月20日,23日) WHOはPHEIC宣言せず(2020年1月23-24日) 絶対リスクと相対リスク(2020年1月26日) 研究ラッシュが起こるかも(2020年1月27日) なぜ新感染症でなく指定感染症なのか? なぜ厚労省令でなく閣議決定なのか?(2020年1月27日) コロナウイルスに対する個人防御(2020年1月27日) 国内ヒト=ヒト感染発生(2020年1月28日) フォローアップセンター設置,緊急避難等(2020年1月29日) PHEICの宣言(2020年1月3
理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター計算分子設計研究チームの小松輝久研究員、小山洋平研究員、沖本憲明上級研究員、森本元太郎技師、大野洋介上級技師、泰地真弘人チームリーダーの研究チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスである「SARS-CoV-2」のメインプロテアーゼ[1]の10マイクロ秒間(1マイクロ秒は100万分の1秒)にわたる構造動態を、分子動力学(MD)[2]シミュレーション専用計算機「MDGRAPE-4A[3]」を用いてシミュレートしました。そして、その生データ[3]を世界の創薬研究者に自由に利用してもらうため、リポジトリ[4] Mendeley Dataにて3月17日に公開しました。 本データは、ウイルス増殖に必須であるプロテアーゼ活性を効率よく阻害する阻害薬の開発、候補分子のスクリーニングなどに役立つと期待できます。 コロナウイルスは一本鎖R
生まれた年(1986年)に発売された機種から始まり、筆者はずっとアップルとともに育ってきた。 だがアップルのデザインは近年、変化を最小限に抑えたいユーザーにとってますます厳しいものになっている。 筆者は今使っているMacBook Proを最後のMacにすると決めた。アップルはもう私のコンピュータ会社ではない ── おそらく向こうも同じ意見だろう。 筆者はただのアップル好きではなかった。アップル信者だった。 筆者の最初のコンピュータはマッキントッシュ 512Ke、筆者が生まれた年(1986年)に発表された機種だ。それ以来、ずっとアップルのコンピュータを使っている。 筆者は5年生の時、カッとなったあまり教室から追い出されたことがある。先生が何とスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツが一緒にMacを作ったと言ったからだ。今思えば恥ずかしいくらいにアップルに入れ込んでいた(遅ればせながら、そんな筆者に
「あの商店街には人が集まっている」 「あの街はまだ8割削減を実現できていない」 SNSやテレビの報道には、そんな声があふれている。だが、こうした相互監視のような指弾に、本当に意味はあるのだろうか? 新型コロナウイルス(COVID-19)の流行に伴い「三密」の回避や移動の自粛、テレワークの推進といった「新しい行動様式」を一般化することが求められている現在、その根拠の一つとしての利用が増えているのが、スマートフォンからの位置情報を元にした「統計的人流データ」だ。 人流データをもとにした「自粛度」分析を見る機会が増える一方で、多くの人はそのデータがどういう性質のもので、どう処理され、どう読むべきかをあまりに知らなすぎるのではないか。
日本は現在、およそ0.2%(50÷26,000)の超過死亡です。ピーク時は4月頃だったと思いますが、0.8%の超過死亡でした。その時点でも東日本大震災レベルには至っていません。1%でも深刻な超過とは考えていませんが、コロナによる超過死亡1~5%辺りが緊急宣言の基準ではないかと思います。アメリカはどうかと言うと、今でも毎日1,000人弱の死者が出ています。現時点のコロナによる超過死亡は9.8%にもなります。これでも自粛解除しているのは、新規感染者が減ってきているので、死者も減ってくると予測しているからでしょう。その意味では、死者は感染者から遅れて数字に出てきますので、感染者数を無視してよいわけではありません。 医療のひっ迫度は国民にはよく分かりませんし、感染者や死者のように毎日発表されません。ただし、緊急度の判断にはこれも大切な指標です。行政は毎日把握しておくべきでしょう。医療従事者の稼働率
国立感染症研究所ウイルス第三部で、新型コロナウイルスの分離に成功しました(図1)。使用した細胞はVeroE6/TMPRSS2細胞(TMPRSS2というプロテアーゼを発現している)です。臨床検体を接種後、細胞の形状変化を観察し、多核巨細胞の出現を捉えました。 細胞上清中のウイルスゲノムを抽出して、ほぼ全長のウイルスゲノムの配列を確定しました。これは、最初に発表されたウイルスの遺伝子配列と99.9%の相同性がありました。 分離したウイルスを用いて、ウイルス感染機構及び病原性の解析、ウイルス検査法・抗ウイルス薬・ワクチンなどの開発を進める予定です。また、新型コロナウイルス対策に役立てるため、ウイルスと細胞は国内外に広く配布する予定です。 以下の写真は、「感染症 画像・映像アーカイブ」の記事で一般に配布しております。 図1:当研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像。粒状の粒子の上
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