印刷 中国河北省の刑務所で、9月に起きた脱走事件をきっかけにずさんな管理が明らかになった。北京紙・新京報によると、囚人の8割が携帯電話を持ち、外部とビデオチャットする人も。仲介業者を通せばペットも飼えるなど、お金次第でやりたい放題だった。 問題の刑務所は、深州監獄。9月上旬に出所した元囚人は同紙に、鍵の管理も厳格ではなく、囚人が合鍵を作って牢屋から勝手に出て、よく刑務所内をうろうろしていたと語った。 また、刑務所内の公衆電話は1分2元(約24円)と携帯電話よりも高く、話す内容も監視されるため、中古の携帯電話が外の10倍の値段で取引されるほどの人気だったという。携帯端末を持っていない人は自分のSIMカードを持ち、他の人の端末を借りて電話していた。携帯の無線通信機能を使い、刑務所内で文書をやりとりすることもあった。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます