マララ・ユスフザイさん。1月22日に撮影、4日に公表された。ビデオ声明は、はっきりとした口調だが上唇がやや固い。「日に日に良くなっている」と回復をアピールした=AP 【ロンドン=沢村亙】パキスタンで女性の教育の権利を訴えて武装勢力に頭を撃たれた女子学生マララ・ユスフザイさん(15)が4日、ビデオ声明を公表した。回復を祈る世界中の支援者に感謝の言葉を述べたうえで、「すべての女の子、すべての子供が教育を受けられるように私は尽くしていきたい」と話した。 マララさんの肉声が伝えられるのは昨年10月の銃撃事件以来初めて。2日に英バーミンガムの病院で頭蓋骨(ずがいこつ)を修復する手術をしたが、ビデオはそれ以前に収録された。 マララさんはしっかりした英語で「みなさんが私のために祈ってくれたおかげで神様が私に新しい命を授けて下さった」と述べた。ウルドゥー語と、出身民族の言葉であるパシュトゥー語でも声