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14億人もの人が箸をつかっている。しかも、ほぼ毎日である。一度ではない、2、3回は使う。ここまで頻繁に利用する道具はそう多くはない。 だいたい物心がつく前後から箸に慣れ親しみはじめるが、主に教わるのは正しい箸の持ち方としつけである。矯正用の箸を使って、持ち方を叩き込まれる。「指し箸」「迷い箸」「刺し箸」などやってはいけないマナーを厳しく教えこまれる。 そうした厳しい訓練をへて、2本の棒を自由自在に操り、食卓を楽しむことができるようになる。ご飯を下から救い上げで口に運び、つるつるした小さな豆をつまみ、熱い具材を箸の上に載せてふーふーするなど、自由自在に箸を使いこなしていく。しかし、手の延長として日常に浸透し、こなれた箸さばきを身につけた後は、箸そのものへに意識を向け、好奇心を持つことはあまりない、というかほとんどない。少なくとも、私にとってはそうだった。 世界の食文化は手食派、フォーク・ナイ
中国でも吹き荒れる「Pokémon GO」旋風!ただし、他の国とはココが違います 暴動、あるいは反政府運動に発展する可能性も… 暴動寸前 「日本では22日にサービスが始まったというのに、中国ではなぜ配信されないのだ?」 「多くの中国人がこれほど心待ちにしているというのに、一体どういうことだ!」 配信されてもいないのに、「Pokémon GO旋風」が、中国全土で吹き荒れている。 ポケモンは中国語で、「精霊宝可夢」(ジンリンバオクモン)、もしくは「口袋妖怪」(コウタイヤオグァイ)と呼ぶ。だが最近は、英語でそのままPokemonと表記することも多くなった。 中国国内でPokémon GOをインストールしようとすると、①Googleアカウントがない、②VPNがない、③GPSがない、④Apple IDがないなどの理由で、インストールできない。早い話が配信されていないのだ。そもそも中国政府は、Goog
これで商売やっていけるのか?足を運んで驚いた。鳴り物入りでオープンしたはずの免税店フロアに、とにかく人がいない。長らく庶民の憧れだった銀座の百貨店に、いったい何が起こっているのか。 日本一、いや世界一のおもてなしを売りに、丁寧な接客で長年、商売を続けてきた銀座の高級デパート。近年は中国人観光客の「爆買い」の対象となり、大いに賑わってきた。 ところが最近になって、銀座の高級デパートで閑古鳥が鳴いているという。現地を歩けば、たしかにそれは明らかだった。 6月某日の午後、本誌記者は銀座の百貨店内にある免税品店を訪れた。銀座三越8階の「Japan Duty Free GINZA」は、30以上のショップが入った免税専門フロアだ。そこにいた中国人客はわずか1組で、準備中かと思うほど閑散としていた。 東急プラザ銀座内の「ロッテ免税店銀座」の惨状も目を覆うほどだ。8階と9階をぶちぬいた同店には150
Picture by ITエンジニアを目指す女子高生たちの学園ライフ4コマ漫画『ぱいじょ!』 こんにちは、谷口です。 某Mずほ銀行の案件のニュースが出たとき、弊社でも結構話題になりました。 あんなに巨大なプロジェクトをしずめるのは、もう本当に不可能なんじゃないかと思いますが、どんなに大きな炎上も、恐らくは小さな火種が集まって、やがて大きな炎となってしまった結果だと思いますし、最初の小さな火種の段階からぷちぷち消していけたらこんな結果にはならなかったはず……。 という話をしていたときに、paizaのエンジニアが「かつて炎上しているプロジェクトに自ら突入していくのが趣味だった」などと言い出しました。「そういう性癖なのかな」と思ったんですが、聞いてみると 「炎上しているプロジェクトに行くと『優秀な人たちはどんな振る舞いや働きをして炎上をしずめているのか』『何が原因で炎上したのか、どの時点で何をし
神奈川県相模原市で起こったひどい事件について、ようやくその概要を把握しつつある。 第一報は知っていたのだが、続報は追っていなかった。 避けていたと言った方が正確かもしれない。 ツイッターのタイムラインに流れてくる断片的な感想を除けば、ついさきほどまで、私はマスメディアの情報を遮断していた。 理由は、当初の段階での扇情的な伝え方が不快で、事件の詳細にアクセスする気持ちになれなかったからだ。 なので、私は、事件の細部にはあまり詳しくない。概要を正しく把握しているのかについても自信がない。 有り体に言えば、事件発生以来、いくつかのチャンネルから偶然に流入してきた情報と、この原稿を書くために、ついさきほどからニュース検索をした結果たどりついた記事以外には、情報を持っていない。 ただ、正確な情報はつかんでいないものの、事件に誘発されてもやもやと考えていることはいくつかある。 こういう事件が起こると、
【北京=矢板明夫】日本と中国の青年交流を推進する団体の男性役員が、渡航先の北京で中国の治安当局に拘束され「スパイ行為」に関わった可能性があるとして取り調べを受けていることが判明し、北京の日本人社会に大きな波紋を広げている。男性をよく知る日本人駐在員は「彼は長年、日中友好事業を熱心にやっており、とても中国に害を及ぼすような人間に見えない」と驚きを隠せなかった。 労働組合幹部や国会議員秘書の経験を持つ男性は、「村山談話を継承し発展させる会」の訪中団とともに行動するなど、日本で親中派とされる人物だ。昨年夏に北京で拘束された別の日中交流団体の日本人男性役員と同様、中国にとっての「友好人士」と位置づけられてきた。日中友好人士が最近、相次いで拘束された理由について、日中関係者筋は「いまの中国は外国人全体への監視を強化しているが、『中国側から信頼されている』と思い込んでいる友好人士は、それを認識していな
7月20日、日本政府観光局(JNTO)から、2016年6月の訪日外客数(推計値)が発表された。気になるのは、最も日本の観光消費に貢献すると言われている中国人訪日客の伸びだが、今年6月は58万人が来日し、前年比26%増となった。2015年6月に見たような、「前年比167%増」という驚異の伸びこそ示さなかったが、来日数は依然伸び続けている。 その一方で、2015年に見られた爆買い騒ぎは沈静化している。為替が円高に振れた今では、日本から商品を買いあさって中国で転売する“転バイヤー”も鳴りを潜めた。一言でいえば、「爆買いバブル」は円高と転売がもたらしたものだったと言える。 さて、バブルの泡が消えつつある中で見えてきたのは、インバウンドビジネスにおける勝ち負けの差だ。その勝敗は、銀座の街にもくっきりと表れた。 インバウンドを追い風に頭角を現したのが、家電量販店のラオックスだ。ラオックスには19
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