湖上にたゆたう ひとひらの木の葉 うたかたの懐には 確かな大木の面影を湛えている 蒼い地球の しずくに浮かぶ 大地のかけら その小舟に 木を削り 小さな櫂を捧ぐ 木工と生活の場、滋賀県高島市マキノ町海津西浜。 日本の水瓶「琵琶湖」の北西に位置するこの集落は、琵琶湖に沿って家が建ち並び、人は昔から湖と共に暮らしと町の歴史を歩んできました。 移ろう空を穏やかに映す湖面とは裏腹に、澄んだ水中では多彩で有機的な命の躍動が繰り広げられ、ここから臨む琵琶湖は豊かさに満ちています。 そして、その水の一滴一滴を支えるのが、自然の絶妙なバランスを保ちながらそこにそびえ立つ山々です。 湖の健やかさは山の具合にあり、山の木々はその中で最も大きな役割を果たしています。 木とは。 あらゆる自然事象に逆らうことなく姿形に刻み込み、完全な造形美をもって沈黙のままそこにたたずむ生き物。 山中で出会う、葉擦れの音、柔らかな
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