アメリカなどで新型コロナウイルスの感染が拡大する中、検査態勢を強化することで早期に感染を発見して致死率を低く抑えている国があります。中東のイスラエルです。 その理由について、感染症問題に詳しい地元テレビ局のナダブ・エイヤル記者は「イスラエルでは早い段階からすべての入国者に隔離措置を義務づける水際対策を強化し、重症化しやすい高齢者への感染を抑えることができた。もう一つは検査態勢を強化した結果、早期の感染確認が可能となり、拡大を抑え込んでいる」と指摘しています。 検査態勢の強化についてイスラエルがお手本にしているのが韓国です。 韓国では感染が急速に拡大した際、積極的に検査を行い、感染者数は増えたものの、重症化して亡くなる人は少なく、25日現在、致死率はおよそ1.4%と低く抑えられています。 ネタニヤフ首相は、「検査態勢は韓国など対策が進んだ国から学んだ」と述べ、韓国が導入した車の窓越で検査を行