何かをしながら食事をすること、いわゆる「ながら食事」。行儀の観点だけでなく衛生面や消化の点でも問題と言われているが、どれぐらいの人が「ながら食事」を自覚しているのだろうか。マルハニチロが2020年12月に発表した「今年の食生活に関する調査2020」(※)の結果から確認する。 次に示すのは何かをしながら食事をする頻度についての回答。具体的に何をするかは指定されていない。一般的に考えれば新聞を読んだりテレビを観たり、スマートフォンを操作するといったところだろうか。回答者自身が「ながら食事」をしていると認識している頻度を答えてもらっているため、第三者が客観的に見れば立派に何かをしながら食事をしているが、当人がそうでないと判断していることもありうる。 ↑ 何かをしながら食事をする頻度(年齢階層別)(2020年) 全体では36.1%が「ながら食事」はまったくしないと回答している。他方、63.9%は頻