(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、同国東部でロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員少なくとも2万1000人を殺害したと述べた。 スペインのサンチェス首相による首都キーウ訪問に合わせた、同国メディアとの記者会見で語った。 ゼレンスキー氏はこの中で、ワグネルが最強の部隊を配置した東部だけで戦死者は2万1000人に上り、8万人が負傷したと主張。多大な損失を与えたと強調した。 CNNはこの発言の真偽を確認できていない。 同氏はまた、ワグネルの創設者プリゴジン氏が率いた反乱により、ロシアの戦力が大きな影響を受けていると指摘した。「この状況をうまく利用して敵を追放する必要がある」「ロシア側は負けつつある。だから責任を負わせる相手を探し始めた」と語った。 一方で、反転攻勢を急ぐつもりはないとも強調。「1メートルごと、1キロごとに命が失われる」として、人命尊重のために慎重姿勢を貫くと表明した