キヤノン電子のように頻繁に短時間の立ち会議を開催し、その日の予定や作業の進捗を報告する取り組みは、ソフトウエアの開発現場などで他社にも浸透しつつある。 モバイル広告代理店のライブレボリューション(東京・港)は、「スクラム会議」を2006年から導入している。ソフトウエア開発手法の「スクラム」で提唱されたもので、毎日同じ場所で決まった時間に15分以内で開くチームミーティングのことだ。同社は社員数40人で2008年度の売り上げは27億円、2009年度は42億円以上を見込む成長企業。この急成長は広告効果測定ツールなどのシステム開発力に支えられている。同社でシステム開発を担当するアリエスユニットでは、毎朝5人のチームメンバーがスクラム会議を開いている。