セキュリティ企業各社は2010年8月17日、Androidを搭載した機器に感染する新たなウイルス(悪質なプログラム)を確認したとして注意を呼びかけた。ゲームに見せかけたウイルスをインストールすると、位置情報を第三者に送信されてしまう。 今回、悪質な挙動が確認されたのは、「Tap Snake」という名称のアプリ(図1)。「スネークゲーム」と呼ばれるゲームの一種だとうたっている。スネークゲームとは、“へび”に見立てた連なった点を操作して、画面中の“えさ”に見立てた点を食べさせる単純なゲーム。Tap Snakeでは、画面をタップすることで、自動的に移動する“へび”の方向を変えて“えさ”を食べさせる。 Tap Snakeには、スネークゲーム以外の機能も組み込まれている。機器の位置情報を取得して、特定のサーバーに送信する機能だ。ゲームを終了しても、この機能はバックグラウンドで動き続け、15分ごとに位