印刷 大阪府の2012年度の公立学校教員採用選考で、合格者2292人のうち284人(12.4%)が3日までに辞退したことがわかった。記録の残る過去5年間の最終辞退率は9〜10%で、過去最高の辞退率。 府教委によると、理由は「他府県や私学の教員に採用」が57.4%、「大学院進学など」が25.4%、「教員以外の就職」が5.3%。採用試験が行われている最中の8月に、教員評価の厳格化などを定めた教育基本条例案を大阪維新の会が公表したため、影響を指摘する大学関係者もいる。府教委は「分析していないのでわからない」としている。(金成隆一) 関連リンク職員条例案固まる 大阪府市、相対評価導入(2/9)最低ランク連続の教員免職、撤回 大阪・橋下市長(2/8)首長が教育目標設定「容認」 委員、橋下市長に伝達(2/7)「知事が教育目標」明記 大阪府条例、3月成立へ(1/30)