米政府の特別委員会はNSAによる米国内での通話記録データ収集の中止など、大幅な諜報活動の見直しを求める報告書をまとめたが(CNET Japanの記事)、委員の1人によれば通話記録データの収集で阻止できたテロリストの活動は1件もなかったそうだ(NBC Newsの記事、 本家/.)。 6月にオバマ大統領は収集した情報により少なくとも50件の脅威を回避できたと報道関係者に語っているが、実際に役に立ったのは米国外との通話の傍受であり、米国内での通話記録データは収集しなくても影響のないレベルであると報告書には記載されているという。しかし、ホワイトハウスの担当者によれば、オバマ大統領は米国民の安全と国家の安全を守る戦いに情報収集プログラムは重要な役割を果たしていると考えているとのことだ。