太っている人の手術は大変であるーーー 外科医なら誰もが同意するこの事実。本記事では、「肥満と手術の関係」について外科医の視点から解説します。筆者は大腸癌を専門とする外科の医師で、胃腸を切ることを専門としています。 太っていると採血するのも一苦労記事の始めに、ここでの「太っている」がどれくらいかを示しておきます。人間がどれだけ太っているかを考えるのに重要なのは身長と体重のバランスなのですが、例えば155cmで72kg, 160cm で77kg, 165cmで82kg, 170cmで87kg, 175cmで92kg以上の人をさします(※1)。 太っている人の採血をするのは、いつも大変です。採血って、腕のひじにある細い静脈ですることが多いのですが、太っている人だと脂肪に埋もれてしまい見えづらいのです。このひじの静脈はだいたい3mmくらいの直径です。太っている人でも血管の太さはあまり変わりないので
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